妊娠中の夏美さんは、夫・冬彦さんと赤ちゃんの性別を義両親へ報告。しかし、女の子だとわかると義両親は「男の子以外どうでもいい」「次は男の子を産んで」と跡継ぎへの考えを押し付けます。
帰りの車内で、冬彦さんは赤ちゃんの名付けを夏美さんに任せようとしますが、最終的には「自分も名前を考える」と約束します。
ところが約束の日、冬彦さんが差し出したのは、まさかの白紙のノート。言い訳を重ねる冬彦さんを何とか説得し、改めて話し合うことになります。
そして1週間後の話し合いの日。冬彦さんは朝から会社の人と通話をしながらオンラインゲームに夢中です。呆れた夏美さんは、冬彦さんの名付けノートを探し出しますが、名前の候補は書かれていません。
たまらず冬彦さんに詰め寄りますが、「え、考えたよ?」と言われ、ショックのあまり取り上げたヘッドセットを落としてしまいます。
同僚たちは「ちょっと心配だよ。奥さんは大丈夫なの?」と夏美さんを気遣いました。
夏美さんは涙を流していて……。
予想だにしない妻の姿に夫は謝るも?










ようやく謝罪した冬彦さん。しかし、その口から出たのは「これからは夏美に時間を作るよ」という、見当違いな言葉でした。
それを聞いた夏美さんは、「私じゃなくて、赤ちゃんに時間を作ってほしかったのに……」と、さらに失望してしまいます。
「あなたにはがっかりした」
そう言い残して部屋を出ていく夏美さん。
冬彦さんは、なぜ怒られているのかわからず、「謝ってるのに、どうしてそんなに怒るんだよ」と戸惑うのでした。
▼冬彦さんは謝罪の気持ちを伝えたものの、夏美さんが本当に傷ついていた理由までは理解できていなかったようですね。あまりにもズレた言葉に失望し、夏美さんはついに夫に期待することを諦めてしまいました。
謝罪は、言葉にするだけで終わるものではありません。相手が何に傷つき、何を求めているのかを理解し、その思いに寄り添った行動につなげてこそ、本当の意味で気持ちは伝わります。相手の言葉の表面だけでなく、その裏にある本当の意図をくみ取ることの大切さを考えさせられます。
著者:マンガ家・イラストレーター ツムママ
