湯舟で娘がつぶやいた「学校に行きたくない」→か弱いSOSに両親は|小1の娘がいじめに遭いました

湯舟で娘がつぶやいた「学校に行きたくない」→か弱いSOSに両親は|小1の娘がいじめに遭いました

担任の無責任な対応と度重なる被害に、かえでの不信感は決定的なものに。その夜、ななが湯船で「明日、学校行きたくない」と漏らした一言が、かえでの次の行動への決断を促します―――。

学校への不信感が募る

女性 悩む

シュシュの被害、そして担任の無責任な対応と出張。この事態は、私の中の担任に対する不信感を臨界点にまで押し上げた。冷静になろうにも、もう無理だった。だって、思い返せばこれが初めてじゃない。夏休み前にも、小さな嫌がらせはあった。

「夏休み前にもね、ななが言ってたのよ。お道具箱から勝手に物を持って行かれたり、新品のハンカチタオルに泥がついた手で触られたって」

私の話に、誠二は眉をしかめてうなずいた。

「もう担任に先生に話しても、動いてくれないと思うの」

私はもうどうしていいかわからない気持ちを誠二に向かって壁打ちして、気持ちを整理しようとしていた。

娘の一言ですべてを決意した

小学生 泣く

誠二は深く息を吐いてこう言った

「わかるよ。担任よりも強い立場の人に話すのだとしたら、学年主任か教頭、校長のどれかだと思う」

私は決めかねていた。感情的になっている今、学校に怒鳴り込むのは得策ではない。でも、ななの苦しみを一秒でも早く止めたい。しかし、その夜、私が決断を下すきっかけが訪れた。お風呂上がりのななが、静かにポツリと口にした言葉。

「ママ、学校行きたくない」

その一言を聞いた瞬間、私の心臓が凍り付いた。登校できないほど傷ついている娘を、もうあと一瞬でも苦しませたくない。

「わかったよ、なな。無理に行かなくていい。ママが守るから、安心して行けるようになるまでおうちにいていいんだよ」

ななは、その言葉を聞いて、やっと心の底から泣いた。私は強く、強く抱きしめた。この子を守れるのは、私と誠二だけだ。

配信元: ママリ

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