鈴鹿央士が語る吃音&ラップに挑戦しながらの役作り「吃音はシーンごとに出方を細かく調整」「少しずつビートに集中できるように」<リーガルビート>

鈴鹿央士が語る吃音&ラップに挑戦しながらの役作り「吃音はシーンごとに出方を細かく調整」「少しずつビートに集中できるように」<リーガルビート>

「リーガルビート -逆転の法廷-」で主演を務める鈴鹿央士にインタビュー
「リーガルビート -逆転の法廷-」で主演を務める鈴鹿央士にインタビュー / 撮影=阿部岳人

鈴鹿央士が主演を務めるドラマ9「リーガルビート -逆転の法廷-」(毎週金曜夜9:00-9:54、テレ東系/Leminoほかにて配信)が放送中。

完全オリジナル脚本となる同ドラマは、吃音があるも、ラップのリズムに乗れば吃音の症状が出ることなく思いのままに話すことができる新人弁護士が、偏屈な先輩弁護士と事務所の所長と共に、依頼人の“あげられない声”を拾い、現代社会の不寛容さや巨大な闇に立ち向かいながら、隠された真実をひも解いていく痛快逆転リーガルドラマ。

鈴鹿は、雪村法律事務所の新米弁護士・泰地空を演じる。ピュアで真っすぐな泰地は、吃音があり言葉が詰まることもあるが、リズムに乗れば吃音の症状が出ずに話すことができる。依頼人の悔しさや、言葉の裏に隠された秘密を誰よりも敏感に察知し、不器用ながらもなりふり構わず声をあげる。

このたび、主演を務める鈴鹿にインタビューを実施。吃音とラップの役作りや現場の雰囲気、苦手なことを乗り越える方法などを語ってもらった。

■「泰地の真っすぐさや情熱に心を動かされました」

――ラップのリズムに言葉を乗せることで、吃音の症状が出ることなく、思いのまま言葉を放つことができる新人弁護士・泰地空。

主人公には吃音があり、これまで思ったように気持ちを伝えられない悔しさを抱えてきましたが、自分の境遇と重ね合わせながら依頼人の“あげられない声”に寄り添います。

台本を読んで、まず泰地の真っすぐさや情熱に心を動かされました。声だけでなく、インターネット上にも言葉があふれる今、良くも悪くも“言葉の力”を感じる瞬間が多いと思います。そこにフォーカスした作品という点に面白さを感じましたし、“声が小さな存在”に寄り添い、肩の力を抜いて楽しんでもらえる作品になるんじゃないかと思います。

――吃音とラップについてはいかがですか?

監修の先生が毎日現場で支えてくださるので心強いです。吃音はシーンごとに出方を細かく調整しながら演じていて、毎日が役作りという感じ。

ラップは未経験で、撮影前にたくさん練習したのですが、ビートに言葉を乗せる感覚はまだ探っている途中です。でも実際にラップで伝えるとすごく真っすぐ届く気がします。最初は恥ずかしさもありましたが、少しずつビートに集中できるようになりましたし、対面する相手を見ていると“しっかり伝えなきゃ”という思いにもなるんです。

■鈴鹿央士が語る稲垣吾郎&小雪のおかげで築けた自然に話せる関係性

――ちなみに、鈴鹿さん自身は苦手なことをどう乗り越えるタイプですか?

“とりあえずやってみる”精神を大事にしています。例えば、裁縫は苦手ですが、ズボンの裾がほつれたときにネットでやり方を調べて自分で縫いました。あまりうまくできませんでしたが、そのままはいています(笑)。

あとは野菜も苦手です。でもこの前、スープカレーに入っていたブロッコリーとオクラを食べられたんです。大人になったのかなと思いました(笑)。サラダはいまだにどうしても苦手で、焼き肉屋さんのドレッシングがかかったものは大丈夫です(笑)。

――泰地とバディを組む偏屈な弁護士・星秀幸を稲垣吾郎が、泰地を自身の法律事務所に引き入れる所長・雪村明日実を小雪が演じる。

法律事務所で初めて3人のシーンを撮ったとき、稲垣さんと小雪さんの芝居のテンポ感が驚くほど合っていました。18年ぶりの共演で、以前は弁護士夫婦役だったそうで、その経験があるからこその息の合ったやりとりを感じました。

事務所のシーンは、真面目さの中にユーモアもあって、とても明るい空気が流れています。稲垣さんは泰地のトロピカルな衣装を見て「遊びに来た?それ私服?」とイジってくれたり(笑)、衣装に合わせるリュックを選ぶときも「こっちがいいかな?」とずっと付き合ってくださいました。小雪さんはお子さんのお話をしてくださって、お二人のおかげで自然に話せる関係性ができています。

■「泰地が何を経験して何を学ぶかということを大切にしていきたい」

――物語が進むにつれて成長していく泰地。

泰地が何を経験して何を学ぶかということを大切にしていきたいです。泰地だから寄り添える気持ちがあるでしょうし、その中で彼が感じたこともすくい上げて芝居に足しながら、一人の人間としても弁護士としても立派になっていく姿をお見せできたらと思います。

――夏の訪れを感じさせるフレーズの一つ「冷やし中華始めました」にちなみ、「〇〇始めました」ということを教えてください。

暑くなり冷房をつけ始めました。窓を開けたり、扇風機で粘ったりしていたのですが、さすがに限界かなと(笑)。汗っかきなので設定温度はやや低め。最初のエアコンの掃除にちょっと手間取りましたが、今は快適に過ごせています。

◆撮影=阿部岳人/取材・文=川倉由起子/スタイリスト=朝倉豊/ヘア&メーク=宮本愛(yosine)
※「月刊ザテレビジョン9月号」より

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