夫と初めて会ったのは、私が住んでいた地域で開かれる花火大会でした。もともとやりとりはありましたが会ったことはなく、隣の県に住んでいた彼が、わざわざ新幹線で会いに来てくれたのです。その日をきっかけに距離が縮まり、後日、改めて食事に行くことに。その帰り道、告白され、私たちは付き合うことになりました。しかし、付き合って初めてのデートの場に、ひとりの女性が突然現れたのです。
初デートに突然現れた女性
付き合って最初のデートの日。私たちは食事を楽しみ、その後、街を歩いていました。
すると、ひとりの女性が私たちに近づいてきたのです。女性は彼を見るなり親しげに笑うと、今度は私へ向かってこう言いました。
「えー、この人が彼女? ウチの○○(彼)をよろしくね♡」
突然のことに、私は何も言葉を返せませんでした。一方の彼もどこか気まずそうな様子でしたが、「知り合いだから」とだけ言い、それ以上説明することはありませんでした。
私はなんとか笑顔を作っていましたが、頭の中はあの女性のことでいっぱい。
「あの人って元カノなの?」と聞いてみても、彼は「違うよ。ただの友だち」と答えるだけ。でも、あの距離感や話し方は、どうしても「ただの友だち」には思えませんでした。
その出来事をきっかけに、私は彼をどこか信用しきれず、交際当初は小さなことでケンカをしたり、ぎくしゃくしたりする日が続きました。
それでも、お互いに何度も話し合い、少しずつ信頼を築いていきました。そして交際3年を経て、私たちは結婚したのです。
12年越しに知った「あの日の真実」
夫と交際を含めると12年が過ぎたある日。昔話をしているうちに、初デートの日のことが話題になりました。
私は何気なく、「そういえば、初デートの日に会った女性って結局誰だったの?」と聞いてみました。
すると夫は少し苦笑いを浮かべながら、「あのときは言えなかったけど……実は元カノだった」と打ち明けたのです。
思わず「やっぱり!」と言ってしまいました。何度聞いても「違う」と言っていたのに、まさか12年越しに本当のことを知るとは思ってもいませんでした。
元カノだったという事実にも驚きましたが、それ以上に驚いたのは、夫が12年もの間、そのことを隠し続けていたことです。夫は「付き合ったばかりで、不安にさせたくなかった」と話していましたが、私は隠されるよりも、最初から正直に話してほしかったというのが……正直な本音です。
著者:山本花子/30代女性・趣味は音楽鑑賞。
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年7月)
※AI生成画像を使用しています
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