
漫画好きが高じて数々の作品を発表している宮野シンイチさん(@Chameleon_0219)が描く「夜逃げ屋日記」は、DVやモラハラなどに苦しむ依頼者を夜逃げで救った実話をもとにした人気シリーズだ。今回は31~32話を紹介するとともに、社長から今回の依頼を聞いたときの心境について話を聞いた。



■「学歴DV」という異例の依頼と気がかりな費用
今回の依頼者は23歳の上原コウイチさん。地元でも知られた名家に育ち、家族全員が東京大学出身という環境のなか、次男のコウイチさんだけが受験に失敗してしまう。その結果、自宅で勉強だけを強いられる生活を送り、家族からは学歴を理由にモラハラを受け続けていた。追い詰められたコウイチさんは現状から抜け出すため、夜逃げを決意する。
依頼者は仕事をしておらず、依頼料の支払いも難しい状況だった。宮野さんがその点を社長に尋ねると、「(中略)お前は心配しなくていい」と一言。この案件は、宮野さんにとっても特別な意味を持つ依頼となった。
■「教育と支配は違う」夜逃げ屋が直面した悲しい現実
社長から依頼内容を聞いた当時について、宮野さんは「よく漫画や小説で、『親が教育熱心で幼い頃から抑圧されてて(中略)』というお話はありますが、そこから逃げるための夜逃げというのはあまり考えてなかったので、意外でした」と振り返る。受験結果だけで子どもを評価し、学歴を理由に追い詰めてしまう悲しい現実を、本作は夜逃げ屋の視点から浮き彫りにしている。
■取材協力:宮野シンイチ(@Chameleon_0219)
※記事内に価格表示がある場合、特に注記等がない場合は税込み表示です。商品・サービスによって軽減税率の対象となり、表示価格と異なる場合があります。

