週末の昼過ぎ、小学生の娘と一緒に混雑したフードコートを利用したときのことです。「先に席をお取りください」というアナウンスが流れていたので……。
席を横取りされ立ち尽くす私。すると…
空いている席を見つけた私は、椅子に娘のキャップ(帽子)を置いて席を確保し、娘と一緒に注文へ向かいました。うどんを受け取り、トレイを持って急いで席へ戻ると、なんと娘の帽子が隣との仕切りのような場所に勝手に移され、見知らぬ中年女性のグループがわが物顔で座っていたのです。
「そこ、私が取っていた席なのですが……」と声をかけましたが、女性たちは知らんぷり。ほかに空いている席も見当たらず、私は娘と一緒に、うどんの載ったトレイを持ったまま立ち尽くしてしまいました。
すると、隣の席にいた元気なおじいさんがガタッと立ち上がり、「人が荷物を置いている席を横取りするなんて、みっともない! さっさとどきなさい!」と大きな声で一喝してくれたのです。
周囲の視線が一斉に集まると、女性たちは気まずそうな表情を浮かべ、その場を立ち去っていきました。
困っていても何も言えずにいた私に代わって、毅然と注意してくれたおじいさんには、本当に感謝しています。理不尽なマナー違反を目の当たりにしたとき、勇気を持って声を上げることの大切さを感じた出来事でした。
◇ ◇ ◇
混雑した場所では、席の確保をめぐって思わぬトラブルが起こることもあります。自分勝手な行動で誰かを困らせることのないよう、周囲への配慮やマナーを忘れずに利用したいですね。
著者:藤原えみ/40代 女性・パート。1児のママ。文章を書くことが好きで、日々の出来事を言葉にすることを楽しんでいる。
イラスト:ホッター
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年8月)

