周囲から羨ましがられる理想の共働き夫婦だったカナさんとマサルさん。しかしマサルさんは、息子・リクくんが生まれた途端、変わってしまいました。
かつてはやさしかったマサルさんがこんなにも変貌したきっかけは、カナさんの里帰り中、仕事でミスをしたときに周囲から「妻のほうが優秀」と陰口を叩かれたことでした。プライドを深く傷つけられ、「もう頑張らない」と極端な思考へ逃避していたのです。
カナさんの体調が悪くても育児を任せきりにし、自分だけリフレッシュするためにジムや飲み会に出かける日々……。あろうことか、マサルさんはジムで出会ったルリ子と不倫関係に陥りました。
ルリ子から離婚を迫られ、妻のカナさんに離婚を切り出したマサルさん。しかし、不審に思ったカナさんから疑われ、あっさりと不倫がバレてしまいました。
すでに夫への愛が冷めていたカナさんは離婚を決意しますが、そう簡単に応じる気はありません。マサルさんを懲らしめるため、「引っ越し先が見つからない」などと理由をつけて時間を稼ぐことにしました。
すると案の定、しびれを切らしたルリ子から別れを告げられ、マサルさんは妻からも不倫相手からも見捨てられてしまいます。
その後、迎えたマサルさんの誕生日。彼を待っていたのは、すっかり家具や荷物がなくなって空っぽになった自宅でした。
そこには、離婚届を提出したこと、そして慰謝料や養育費の請求、マンション貯金の財産分与について書かれた手紙だけが残されていました。もちろん、ルリ子にも慰謝料を請求します。
マサルさんは、穏やかだったカナさんを見て、不倫は許されたと勘違いしていたよう。焦って電話をかけたのですが——。
まずは夫から慰謝料回収!

















「慰謝料はあなたが払って!」とマサルさんに言い放った不倫相手のルリ子。マサルさんは自分とルリ子の二人分の慰謝料を背負うことになってしまいます。
ルリ子への慰謝料請求を取り下げてほしいとカナさんにしがみついて頼み込むも、返事はきっぱり拒絶!
追い詰められたマサルさんは周囲に借金をし、ひとまず自分の分の慰謝料だけをなんとか支払うのでした。
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慰謝料とは、身勝手な裏切りによってカナさんが被った精神的苦痛や、壊された平穏な日常に対する責任の代償そのもの。誰かに責任を押し付けたり誤魔化したりせず、自分が犯した罪の重さとまっすぐ向き合い、最後まで誠意を持って支払うべきではないでしょうか。
また、お金を払って終わりではなく、自分の軽率な行動が招いた事態の重さを生涯忘れずにいてほしいものです。
著者:マンガ家・イラストレーター みぃ子

