
4人組男性グループ・ふぉ~ゆ~(福田悠太、辰巳雄大、越岡裕貴、松崎祐介)が、11月11日にCDデビューすることが決定した。13日、日本武道館の初単独公演でサプライズ発表されたもので、結成15周年で積年の大願を叶えた。
STARTO ENTERTAINMENT所属のふぉ~ゆ~は、旧ジャニーズ事務所時代の11年4月1日に結成された。メンバー全員の名前に「ゆう」(悠太、雄大、裕貴、祐介)がつくことが由来で、18年にジャニーズJr.(現・ジュニア)を卒業。CDをリリースするチャンスに恵まれず、生田斗真や風間俊介らが属した俳優部でもない、舞台を中心に活躍する独自のポジションを確立した。
ステージ能力は事務所でもトップランクで、福田は今年上半期で3本の舞台を踏んでいる。事務所内では後輩のなにわ男子・藤原丈一郎、timelesz・寺西拓人と原嘉孝らと苦楽を共にしたが、彼らはCDデビューの機会を手にして、芸能界で大輪の花を咲かせた。
後輩がデビューする後ろ姿を見送り続けたふぉ~ゆ~は、自虐を逆手に取った。「ハッピーアワー(夕方の早い時間でアルコールが半額)で飲む」「ファンに奢ってもらうことも…」ほか、金銭苦を包み隠すことない親近感が、大きな魅力となった。
最大の恩人は、DOMOTO・堂本光一。光一が、KinKi Kids時代に始めた主演ミュージカル「SHOCK」シリーズの頼れる腹心がふぉ~ゆ~で、帝国劇場の改装のため、いったん閉幕した2024年まで強大なサポーターであり続けた。その関係性から、今年7月には東京・お台場の東京ジョイポリス30周年を祝したコラボイベント「堂本光一×ふぉ~ゆ~ BLOOM WORLD in JOYPOLIS」が実現。光一はふぉ~ゆ~に新曲「BLOOM WORLD」を提供した。
「時代が彼らに追いついた」
今年に入ってからは、ふぉ~ゆ~に“神風”が吹いていた。コンサートツアーと並行し、冠番組が制作・放送されていたのだ。TOKYO MXテレビは「ふぉゆどう」。テレビ東京はドキュメントバラエティー「ふぉ~ゆ~って、だれ?~40歳アイドル、デビューなし。でも幸せ~」。“噴火”の下準備は、水面下で整えられていたのだ。
越岡と松崎は40歳で、松崎は既婚者。グループの平均年齢は39・5歳で、旧ジャニ時代から数えて事務所史上最年長のCDデビューとなる。このタイミングとなったのは、令和の時代背景が関係していると芸能記者は分析する。
「男性ユニットの主流の一角を担いつつある、昭和のムーブメントです。起点は“銭湯アイドル”純烈ですが、リーダーの酒井一圭さんのプロデュースによって、今年モナキが爆誕。一方では、秋元康氏がプロデュースする、昭和歌謡&ポップスグループのSHOW-WAとMATSURIが活動しています。いずれも、さまざまな職歴や人生経験を持つ20代から40代の、セカンドキャリアで輝きたい男性たちからなるグループです。ふぉ~ゆ~は中学生から芸能活動一筋なので、前職こそありませんが、アラフォーアイドルのパイオニア。ようやく、時代が彼らに追いついたのです」
1stCDの再生回数が100万回、またはCD売り上げが5万枚を達成すれば2ndシングルが確定というミッションを投下された4人組。常に“崖っぷち感”をまとわされているあたりが、何ともふぉ~ゆ~らしい。
(北村ともこ)
