パリのポン・ヌフが変身した日【フランス】

パリのポン・ヌフが変身した日【フランス】


パリのポン・ヌフ橋といえば、パリを観光する人がその名前を知らずとも1度や2度は渡っているセーヌ川にかかる橋。
映画やドラマで幾度となく登場している石造りのアーチ橋で、ノートルダム教会が建つシテ島にアクセスできる橋です。

ポン・ヌフは「新しい橋」という意味になるのですが、1607年にオープンしたパリで最古の橋です。
さてそんな歴史あるポン・ヌフ橋が2026年6月、モダンアートに大変身して注目を浴びました。




橋のたもとまで、雪山のような形のカバーに覆われたのです。
近づいてみると布のような柔らかい素材でできていて、風にはためいています。

このアートの製作者はフランス人のJRという人物。
作品のタイトルが「La Caverne du Pont Neuf」(ポン・ヌフの洞窟)とあるように、洞窟のようになった内部を通りぬけられるというもの。
遠目に見るとなるほど岩肌の感じがリアルに見えます。
実はポン・ヌフ橋は1985年、別のアーチストが布を全体で覆う作品を発表しており、今回はそのオマージュが込められているのだとか。

さてこの都会の洞窟、公開期間は2026年6月6日から同月28日で、24時間通れる予定でした。




が、内部の公開が始まる数日前に想定外の風雨で破損というアクシデントが。
かくして補強作業のため通行止めとなり、予定を大幅に遅れての公開となりました。

最終的には当初の予定の約半分、10日間余りの洞窟探検に。




とはいえ修復作業中、外観を見に入れ代わり立ち代わりやってくる人々は、ロープがかけられた岩山に、オレンジの作業服を着た作業員たちがロッククライミングよろしく点々と散らばって作業するというちょっとシュールな姿も珍し気に写真におさめると、対岸に渡るため他の橋に向かって去っていきました。
まさにポップアップといえる儚い期間の公開でしたが、それもまたアートの醍醐味?

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