
劇作家・演出家の三谷幸喜が手掛ける舞台「PARCO PRODUCE 2026『アメリカン・ドリーム』」が、8月15日(土)より東京・PARCO劇場で開幕。8月14日にゲネプロが公開され、三谷氏、キャスト陣が初日を迎える心境などを語った。
■“ハリウッドの赤狩り”を描く渾身の密室劇に実力派キャストが集結
1994年からPARCO劇場をホームグラウンドとし、数々の名作を発表し続けている三谷氏にとって、本作は長年温めていたテーマである“ハリウッドの赤狩り”を題材に描く、渾身の書き下ろし最新作。あるホテルの一室を舞台に、実力派キャスト陣による濃密で緊張感あふれる会話劇が繰り広げられる。
出演するのは、舞台・映像を問わず幅広く活躍し、放送中のドラマ「VIVANT」(毎週日曜夜9:00-9:54、TBS系)でも圧倒的な存在感を見せる小日向文世。三谷作品の常連であり、どんな役柄も自在に演じ分ける浅野和之。自身の劇団立ち上げなど精力的な活動を続ける山崎一。安定した演技力で舞台を中心に確固たるポジションを築く浅野雅博。確かな演技力と歌唱力を兼ね備え、ストレートプレイからミュージカルまで活躍する関谷春子。そして、華やかな存在感と抜群の演技力で2022年の初舞台以降も活動の幅を広げている中川大志といった、世代を超えたキャストが集結した。
同公演は、8月15日から9月13日(日)まで上演される東京公演をはじめ、京都公演が9月17日(木)から20日(日)まで京都劇場、北海道公演が9月24日(木)から27日(日)まで札幌市教育文化会館 大ホール、岡山公演が10月1日(木)から4日(日)まで岡山芸術創造劇場ハレノワ 中劇場、大阪公演が10月8日(木)から12日(月)まで森ノ宮ピロティホール、愛知公演が10月16日(金)から18日(日)まで穂の国とよはし芸術劇場PLAT 主ホール、福岡公演(大千穐楽)が10月22日(木)から25日(日)までキャナルシティ劇場でそれぞれ上演される。

■三谷幸喜コメント
真面目な作品です。いつもが不真面目な訳ではないですが。もちろん笑いはありますが、今回は喜劇ではありません。うまい俳優さんたちに集まってもらい、「権力」と「芸術」のお芝居をやります。物を作る全ての人々に捧げる物語です。

■小日向文世コメント
三谷さんが長年温めてきたテーマの新作に参加できることはとても幸せです。しかし、2年半ぶりの舞台、こんなに稽古の段階から緊張するとは思わなかったです。70歳を過ぎてもこんな状態になってる自分に驚いてる日々です。どんな初日を迎えるのか…お楽しみに。
■浅野和之コメント
今回はこれまでの三谷作品とちょっと違う、また面白い物語に出合うことができました。ご来場の皆さんに、どんなふうに楽しんでもらえるか、稽古を重ねながらワクワクドキドキの毎日でした。そして初日、お客さまの反応が楽しみです!!
■山崎一コメント
1940年代後半から1950年代にかけてハリウッドを揺るがせた“赤狩り”。東西冷戦を背景に、「非米活動委員会」からコミュニストだと告発されると映画界からの事実上の永久追放(ブラックリスト化)になってしまう。そんなアメリカ映画界の暗黒の時代に生きた四人の映画関係者たち。仲間を売って自分の生活を守るのか、それとも自分の人生を犠牲にするのか。彼らに突き付けられた究極の選択。映画、演劇を愛する全ての人たちに見てほしい。これは決して昔の話ではない、かもしれない。

■中川大志コメント
今作で描かれる時代背景を学ぶところから始まり、当時の映画や音楽にも触れながら役に向き合った時間は、このキャラクターの血となり肉となっていると信じています。とても楽しい、冒険のような時間でした。でも、冒険はまだ始まったばかりです。なんなら、これからが始まりです。どんな景色を見られるのか、どこに辿り着けるのか、心の底からワクワクしています。劇場で、お客さまと共にかけがえのない時間を過ごせますように。お待ちしています!
■浅野雅博コメント
三谷幸喜さん新作舞台「アメリカン・ドリーム」、いよいよPARCO劇場にて幕が開きます。この密室劇、心から“いま”見ていただきたい作品だと感じています。素晴らしい共演者・スタッフのもと、とても充実した稽古でした。あとはお客さまの熱を頂いて、その密室もさらにヒートしていくと思います。私自身はしっかり役目を果たせるよう、毎回捨て身の覚悟で臨んでまいります。心より、劇場でお待ちしております。
■関谷春子コメント
この作品に参加できたことは、私にとって一生の宝物です。ご来場くださる皆さまと、最高の時間を過ごせますように。そして、チーム全員が千穐楽まで健やかでいられますように。


■「アメリカン・ドリーム」あらすじ
1940年代後半からアメリカで吹き荒れたマッカーシズム。いわゆる反共産主義に基づく“赤狩り”である。多くの政治家、役人、学者、言論人、芸術家が告発された。
“赤狩り”は映画産業にも大きな影響を与える。非米活動委員会から呼び出されたハリウッドの映画人たち。彼らに向けられた質問は「あなたはコミュニストですか。あるいはかつて、コミュニストだったことはありますか」。
認めた者たちを待ち受けるさらなる試練。仲間を密告するか、仕事を失うか。それは人間の尊厳を賭けた究極の選択。ホテルの一室に集められた四人の映画人たち。彼らを容赦なく追及する二人の委員。繰り広げられる密室の会話劇。
演劇界と映画界、両方の世界を行き来する三谷幸喜が「自分が書くべきテーマ」と語る、ハリウッドの「悲劇」。


