
北村有起哉主演のドラマ「小さい頃は、神様がいて」(毎週木曜夜10:00-10:54、フジテレビ系 /FOD・TVerにて配信)の第2話が10月16日に放送された。主人公は、食品会社で働く会社員・小倉渉(北村有起哉)。第2話は、離婚の約束が原因で渉とあんが言い争うことになった。(以下、ネタバレを含みます)
■大人たちに向けた珠玉のホームコメディー
同作は、三階建てのレトロマンションに住む、三家族の住人たちの物語を描いたホームコメディー。二人の子を持つ小倉渉(北村)と、その妻・あん(仲間由紀恵)を中心に、登場人物たちの人生模様をユーモラスかつ温かく描いていく。脚本は「最後から二番目の恋」シリーズなどで知られる岡田惠和氏が担当。

■離婚の約束が原因で言い争う渉とあん
台風の夜、「たそがれステイツ」に住む三世帯は三階の小倉家に集い、朝まで共に過ごして打ち解ける。その日の夜、小倉あん(仲間由紀恵)は「子どもが二十歳になったら離婚する」という過去の約束が生きていることを夫の渉(北村有起哉)に打ち明ける。
息子の順(小瀧望)は既に二十歳を超え、娘のゆず(近藤華)が二十歳になるまでは、あと54日。驚く渉はあんに反論し、言い争いが始まりそうになる。二人は寝ているゆずにバレないように、家を出て車に乗り込む。
そんな二人を見た、二階に住む樋口奈央(小野花梨)と高村志保(石井杏奈)と、一階に住む永島慎一(草刈正雄)とさとこ(阿川佐和子)は、ケンカしに行くことを察する。よく行く洗車場に車を停め、誰にも遠慮せずに言い争いを始める渉とあん。二人は口論しながらも、協力して洗車をする。


■キッチンカーの金額にショックを受ける奈央と志保
一方、奈央と志保は深夜の散歩に出かける。いつもとは違う道を歩いていると、リサイクルショップで売られているキッチンカーを発見する。
キッチンカーでお店を出すという夢を抱く二人は理想的な車との出会いに運命を感じるが、それは到底手が届かない金額で、その場にしゃがみ込んでしまう。その翌日、夜にゆずが出かけると知り、あんと二人きりになりたくない渉は、慎一にあることを頼み込む。

■渉が慎一に頼み込んだこと
渉のお願いによって、「たそがれステイツ」の住人たちは慎一の家に集まることに。慎一が皆を呼んだふりをするが、あんには渉が頼み込んだことがバレてしまう。
さとこが話を聞くと、あんは渉と本気で離婚するつもりであることを認める。さとこだけでなく、奈央や志保まであんが本当に離婚しようと考えていることに気付いており、それを知った渉は驚く。
渉が自分のことがそんなに嫌なのかと聞くと、あんはそうではないと言う。子供が大人になるまでじっと耐えてきたわけではないというあんの発言を聞いて、渉は混乱してしまう。
あんは渉個人の問題ではなく、母としてだけ生きなければならないことに嫌気が差したことを伝える。そして、改めて離婚の話を切り出したあんに対して、渉は何も言えないのであった。SNSでは「あんの気持ちが本当に分かる」「あんと同じで自分も離婚したい」「自分の人生を生きたいあんの思いに完全同意」とあんに共感する声が多数上がっていた。

◆文=ザテレビジョンドラマ部

