
昨年度の様子(2024年9月実施)
兵庫県明石市の青楓館高等学院の生徒が、10月19日(日)に熊本県大津町にて、地域住民を巻き込んだインクルーシブなまちづくりイベント「第2回おおづインクルパーク 〜あそびでつながる地域の絆〜」を実施する。
この活動は、青楓館高等学院が重視するPBL(Project Based Learning:課題解決型学習)の一環であり、生徒たちは「インクルーシブ公園を一人でも多くの人に知ってもらおう!」をテーマに、数カ月間にわたり町の課題解決とイベント実施の広報活動に取り組んできた。当日は、インクルーシブなイベントとして、言語が伝わらなくても老若男女誰でも楽しめるモルックや、海外の文化が体験できるようなすごろくイベントを生徒が企画・運営する。
昨年度は300人以上が参加


昨年度は、多様性を尊重するインクルーシブ社会の実現を目指し、「おおづインクルパーク」を開催。園内を一日限定のインクルーシブパークに見立て、モルックや車いすテニスなど、障がいの有無にかかわらず楽しめるプログラムを実施した。


イベント当日は300人以上の参加者が集まり、年齢や背景を超えた交流が行われた。
第2回おおづインクルパークを開催
「第2回おおづインクルパーク」は、10月19日(日)10:00~14:00にオークスプラザ広場で開催。
イベント当日は、青楓館高等学院PBLチームの生徒11人が、地域住民や外国人、障がいのある人と協力しながら、モルックや人間すごろく、フェイスペイント、スタンプラリーといった誰もが気軽に楽しめる体験ブースを運営する。高齢者から子ども、障がいのある人や外国籍の人まで、すべての大津町民が楽しめるイベントを企画しており、国籍や年齢、障がいの有無といった背景を超えたすべての人々の自然な笑顔あふれる温かい交流の場となることを目指している。
このプロジェクトは、既存の枠にとらわれない青楓館の先進的な教育(PBL)と、地方自治体(大津町)が連携する、新しい形の地域活性化の取り組み。公園を活用する多様な住民の声を、生徒たちが町長との対話を通じて行政に届ける、「インクルーシブ」な社会を実現する具体策として企画された。これは、新しい「教育×地域創生」のモデルであり、高校生が主体となって企画・実行することで、若者の地域社会への参画を促す事例としても注目されている。
