清田花の育児モットーは、絶対に無理をせず、育児よりも自分ファースト。ある日、花は生後3カ月の息子・みおくんを保育園に迎えに行った後、夫の誠に「みおくん寝たし、ふたりでごはん食べに行こ♡」と提案します。最初はためらいを見せるも、ゆるふわ系の妻にぞっこんの夫は「ベビーモニターでちゃんと見ておくから♡」という花に言いくるめられてしまったのです。
ふたりが焼き鳥とビールを堪能している最中にモニター越しのみおくんが目を覚ますと、花は「え〜! 特選つくね、まだ食べてないのに〜!」としかめっ面。
「俺が戻るよ。花は食べてなよ」という誠をるんるんで見送り、大好物のつくねを味わいます。
さかのぼること数カ月、妊娠中から自分ファーストだったようで…















※訂正:(誤)よくない体にんだよ?→(正)体によくないんだよ?


出産前、友人とお茶をした花はブラックコーヒーを注文。コーヒーに含まれるカフェインの影響を心配したゆかりとみな子はデカフェを勧めますが、花は「お寿司も生ものも余裕で食べてるよ♡」——。
友人ふたりはさらにドン引きしますが、聞く耳を持たず、あっけらかんとする花にあぜんとし、絶句してしまうのでした。
花はブラックコーヒーを注文しましたが、コーヒーに含まれるカフェインは、妊娠中は過剰摂取に注意が必要です。妊娠中のカフェイン摂取量の上限は1日200mgとされており、コーヒーなら1〜2杯程度にとどめるのが目安です。コーヒーだけでなく、紅茶や緑茶、ウーロン茶などのお茶にもカフェインは含まれているため、知らずに摂りすぎないよう気をつけましょう。
また、お寿司などの生ものも絶対禁止ではありませんが、食中毒には注意が必要です。生魚や生肉、生卵などの生ものには、食中毒の原因となる細菌や寄生虫などが潜んでいる可能性があります。
妊娠中は免疫機能が低下し、食中毒など食べ物が原因の病気にかかりやすくなります。なかでも、妊婦が特に注意したい病原体として「リステリア菌」や「トキソプラズマ原虫」が挙げられます。リステリア菌は胎盤や胎児に感染することがあり、トキソプラズマも妊娠中に初めて感染すると胎児に影響を及ぼす可能性があります。
過度に怖がる必要はありませんが、生ものを控える、食品を十分に洗浄・加熱するなど、食中毒予防を心がけることが大切です。
自分ファーストの姿勢は悪いことではありません。しかし妊娠中は、自分の体調だけでなく、おなかの赤ちゃんへの影響も考えながら過ごす必要があります。妊娠前に好きだったものを控えなければならないのはつらいものですが、必要な範囲で気をつけることが、おなかの赤ちゃんだけでなく、自分自身を守ることにもつながります。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
監修:関根直子(助産師)
監修者:助産師 関根直子筑波大学卒業後、助産師・看護師・保健師免許取得。総合病院、不妊専門病院にて妊娠〜分娩、産後、新生児看護まで産婦人科領域に広く携わる。チャイルドボディセラピスト(ベビーマッサージ)資格あり。現在は産科医院、母子専門訪問看護ステーションにて、入院中だけでなく産後ケアや育児支援に従事。ベビーカレンダーでは、妊娠中や子育て期に寄り添い、分かりやすくためになる記事作りを心がけている。自身も姉妹の母として子育てに奮闘中。
著者:マンガ家・イラストレーター 神谷もち
