どういう意味?「玉木る」がSNSで急拡散!国民民主・玉木代表の“迷走(?)”を揶揄する新語誕生の背景

どういう意味?「玉木る」がSNSで急拡散!国民民主・玉木代表の“迷走(?)”を揶揄する新語誕生の背景

公明党連携がトリガーに、過去の事例と重ねる声

 特に、10月16日頃に発表された公明党との「政策面での連携強化」発言が、この言葉の拡散を加速させるトリガーとなりました。この連携は、一部支持層から「中国寄り」との誤解を招くことになり、支持離れを加速させたと指摘されています。

 X上では、今回の行動が、2017年の山尾志桜里氏公認騒動や、2024年の不倫疑惑報道、YouTubeでの自民総裁選予測ミスといった過去の事例と重ねられ、「またか」という失望の声が噴出しました。このパターン化された行動こそが、「玉木る」という言葉に具体的な意味を持たせたのです。

 10月16日頃に投稿が爆発的に増加し、翌17日には数万件の関連投稿が発生しています。自民党の少数与党化と野党再編という政治の転換期において、玉木氏が「キャスティングボート」を握る立場にあったため、その一挙手一投足が注目されたことも拡散の要因となっています。

X上の反応は「批判・揶揄」が7割。ミームとしての定着も

 10月17日時点のX上の反応を分析してみました。現在は、投稿の約7割が「批判・揶揄」が占めている模様。「玉木る!!肝心なところでミスるの勿体無い」「いつも大事な時に判断ミス」といった、笑いと失望が混ざった投稿が主流です。党幹事長・榛葉氏の「フォロー疲れ」を推測し嘆く声も多く見られました。

 一方で、約2割は「ユーモア・ミーム化」の動きを見せています。「玉木るって新語あるみたいです。地雷を踏むこと」といった投稿や、「玉木らず、玉木れば」といった動詞の六段活用を試みるジョーク投稿も増加。批判が優勢であるにもかかわらず、ミームとしてのエンタメ性が話題を長続きさせている状況です。

 玉木氏本人は10月17日のX投稿で「公明連携は政策実現のため」と弁明し、議論を呼んでいます。一部の支持層からは「政策本位で一貫している」との擁護意見も見られますが、全体としてはネット上の揶揄が優勢のようです。

 この「玉木る」という新語は、玉木氏の行動が最終的に「判断ミス」となるのか、あるいは政局を乗り切るための戦略であったのか、今後の展開次第で言葉の運命が変わる可能性を秘めていることにも注目です。

(足立むさし)

配信元: LASISA

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