
アゴ山(@agoyama.okane)さんがブログで公開している『カサンドラ症候群になって離婚をするまでの話』は、結婚後に夫のアスペルガー症候群が判明し、約10年の結婚生活を経て離婚を決意するまでを描いた実録漫画である。今回は第8話から第11話までの内容とともに、結婚前に義両親との同居を知った当時の心境について話を聞いた。
■結婚報告で感じた驚きと違和感



カサンドラ症候群とは、パートナーとのコミュニケーションの問題によって関係を維持するために心身が疲弊し、頭痛や疲労感、自己肯定感の低下などの不調が続く状態を指す用語だ。交際を経て結婚を決めたアコさんとユーマは、それぞれの親へあいさつに向かう。母子家庭で育ったアコさんは、まず母親とカフェで顔合わせをすることになった。しかし、ユーマは髪が乱れ、サイズの合わない大きな服という普段通りの姿で現れ、アコさんは驚きを隠せなかった。
事前に「カフェだしラフでいいよ!」と伝えていたとはいえ、初対面の場としては少し気になる装いだったという。さらに無口なユーマは会話も少なく、アコさんの母親が気を遣う場面も見られた。
■突然明かされた同居の予定
その後、ユーマの実家へあいさつに行く準備を進める中で、家族のことや実家について話を聞くことになる。「家は古いけど敷地はかなり広いよ」「いずれかは実家の近くで転職したいなって思ってる」と語るユーマ。その話を聞き進めるうちに、長男である自分はいずれ実家へ戻り、将来的には両親と同居するつもりだという考えを初めて知るアコさんだった。
敷地内に家を建てる構想も聞かされるが、アコさんは「義父母との同居は嫌だから!」という思いを抱き、一人で考える時間がほしいと母親へ相談することにした。
■母の経験が後押しした本音
母親は姑との関係が原因で離婚を経験しており、その体験もあってアコさんは母の意見を参考にしたという。インタビューでは当時について、「実母が同居でとても苦労していたので、義両親と同居というのは私にはとても受け入れられませんでした」と振り返る。
一方でユーマは「何でそんなに嫌がるのかわかってくれず」、価値観の違いから別れ話にまで発展したことも明かした。
■価値観の違いを描いた実録漫画
また、ユーマがアコさんの母親と初めて会った場面については、「母にはユーマの性格をあまり細かく伝えていなかったので、会話をほとんどせず気を遣うこともないユーマには驚いたようです」と当時を回想。その後は性格を理解してくれたものの、会う機会自体が少なく、「特に和やかになることもありませんでした」と語る。
本作は、結婚生活の現実や価値観のすれ違いを実体験をもとに描いた作品であり、多くの読者の共感を集めている。
■取材協力:アゴ山(@longagoyama)
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