家族で沖縄旅行へ行ったときのことです。楽しみにしていたテーマパークに到着した直後、娘が旅の疲れからぐずり出しました。抱っこを求めて泣き始め、私は大きな荷物を抱えながら、なんとか娘をあやしていました。
炎天下で取り残されて
しばらくして顔を上げると、夫の姿がありません。炎天下、泣く娘と荷物を抱えて取り残されたような気持ちになり、私は一気に腹が立ちました。少し探して回ると、近くのカフェで休んでいる夫を発見したのです。
あとから聞くと、夫はそのとき「疲れたから、少しカフェで休んでくるね」と声をかけたつもりだったそうです。けれど私は、泣きじゃくる娘をあやすのに精いっぱいで、その言葉に気づく余裕がありませんでした。
「なんで今、ひとりで休めるの?」そう思った私は、娘を抱えたまま夫がいるカフェへ向かいました。
娘と2人で反撃した結果!
店内に入ると、夫は冷たい飲み物を前に座っていました。私はそのまま娘を夫の膝の上に座らせ、「少しは親として協力して!」と伝えました。
すると、涙目だった娘が夫を見上げて、「パパ、ママだけ置いていかないで」とぽつり。そのひと言に、夫はハッとしたように固まりました。そして気まずそうに「ごめん……」と謝ってくれたのです。
その後、夫は自分の行動を反省したようで、旅行の後半は娘の抱っこや荷物持ちを自分から引き受けるようになりました。今でもそのときの話になると、「あれは本当に悪かった」と謝ってきます。
子ども連れの旅行は、楽しい反面、親にとっては思った以上に大変な場面もあります。だからこそ、どちらか一方に負担が偏らないよう、夫婦で声をかけ合いながら協力することが大切だと痛感した出来事です。
著者:田辺 青/30代女性/4歳の女の子を育てる母。平日は会社員で、毎日バタバタ。休日はお菓子作りでストレスを発散しています。
イラスト:きりぷち
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年8月)

