
反町隆史主演ドラマ「GTO」(毎週月曜夜10:00-10:54、カンテレ・フジテレビ系/FODほかにて配信)の第3話が8月10日に放送され、“教師フィードバック評価”が低迷していた世界史の教師・村山(夙川アトム)の覚醒がフィーチャーされた。また、1988年版「GTO」の生徒だった村井国雄(池内博之)のサプライズ登場に、往年の「GTO」ファンが湧いた。(以下、内容のネタバレを含みます)
■50代になった鬼塚英吉が奮闘
藤沢とおる氏による同名漫画が原作の本作は、元・暴走族総長の教師・鬼塚英吉(反町隆史)が、型破りな行動で生徒や学校の問題にぶつかっていく学園ドラマ。1998年放送以来28年ぶりに完全新作で“反町版”が連ドラ復活し、時代の流れと共に変わった学校事情や冷めている生徒たちに、50代になった鬼塚が立ち向かう姿を描く。「GTO」とは、「グレート・ティーチャー・オニヅカ」の略だ。
■高評価を得るコツを英吉に尋ねる村山
吉田歩夢(川口和空)が英吉側に付き、“教師フィードバック制度”で英吉に高評価を付けた生徒は健太(森本陸斗)、結(稲垣来泉)に続き3人目…だが、なぜか4人に。謎の1人は歩夢の初恋の相手だった琴音(梶原叶渚)ではないかと、英吉は本人に尋ねてみたが、「すいません。まだ先生の世界に今イチ溶け込めてなくて…」と、否定されてしまった。
結局、誰なのかはわからずじまいだったが、高評価が着々と増えているのは確かだ。そんな英吉に、評価が急降下中でクビの危機の教師・村山が評価を上げるコツを教えてほしいと頭を下げてきた。
村山は世界史の教師なのだが、真面目で気弱な性格で「授業が退屈」と言われていた。それに加え、給料アップの為に引き受けた生活指導役のせいで、生徒に煙たがられてしまっているのだ。英吉のアドバイスで授業中に笑いを取ろうとしたがスベってしまい、さらに低評価に…。これ以上評価が下がれば退職願を出さなければならない崖っぷちに追い込まれてしまった。
「クビになったら家族に殺される…」と落ち込む村山を、英吉は「いざとなったら応援してくれますよ。家族なんだから」と励ますが、夫の苦悩を知らない彼の妻は、プロゴルファーを目指す娘の遠征で高級ホテルに泊まるなど贅沢三昧。娘には「もっと給料上げてもらったら?そういうの主張しないからダメなんだよ」と言われる始末…。
英吉は、村山を飲みに誘い、どうして妻子の言いなりなのかと尋ねると、「嫌われるのはキツい」との答えが。妻子にとっては、「給料だけ持って帰ればいい存在」だとため息をついた。何しろ、ゴルフの道具代や遠征費には莫大な資金が必要なのだ。

■かつての教え子・村井国雄
そこへ、店の店主が「サービスです」と、ビールを運んできた。それは、かつての教え子・村井国雄だった。村井は「鬼っち、ご迷惑かけてません?」と村山に尋ね、「オレなんて、この人(英吉)のせいで死にそうになったんですから」(※1998年版第6話参照)と、英吉を睨みつけた。英吉も当時を思い出し「あん時はドキドキしたな」と笑った。
往年の視聴者は「村井だ!」「全然変わってない!」「相変わらずカッコいい」と、村井のサプライズ登場に湧きまくった。かつての教え子と今でも良い関係が続いている様子が窺えてうれしくなる演出だ。これからもまだ“武蔵野聖林学苑”時代の生徒の登場が期待される。

■家出した女生徒を保護した英吉と村山
村井が去った後、村山は、家では娘にバカにされ、学校では何を言っても「ハラスメント」と言われそうで言いたいことが言えない、と悩みを打ち明けた。そんな村山を英吉が励ましているところへ、実央(生見愛瑠)から、英吉のクラスの生徒・鈴木百花(大島美優)が書き置きを残して家出したとの連絡が。
百花の家は、理容店を営んでおり、両親は共働きで忙しく、また引きこもりの兄と病弱な妹にばかり関心が向いている。その上、夫婦仲が悪くケンカばかり…。そんな環境のせいで、百花は無理に明るく振る舞うようになっていた。学校でも盛り上げキャラで、皆の期待に応えるようにいつも無理をしている生徒だった。
家出した彼女はナンパ男に襲われそうになり、何とか逃げ出してきたところを、タブレットで位置情報を把握した英吉たちに救われたのだった。

■「今、大事な生徒が困ってるんだ!!」
英吉たちは、家に帰りたくない百花をひとまず実央の家に連れて行った。周りのイメージ通りの自分でいるのがキツくなって、知ってる人間が誰も居ない所に行きたかった、と家出の理由を告白し、自分が何が好きで本当はどうしたいかわからなくなってしまった、と悩みを打ち明けた百花。
そして、そんなふうに皆に合わせていても、今日、クラスの何人かに連絡したが誰も泊めてくれず、自分にはまだ本当の友だちが居ないことを痛感した、と語った彼女に、実央は、「これからは自分なりのやり方を探してみたら?今まで頑張ってきたんだから、きっといい答えが見つかるよ、あなたなら」と真摯にアドバイス。
それを聞いた村山は「あなたは、いいこと言いますね!」と大感激。その時、村山の妻から電話が。妻は、何度電話しても出なかったことを責め、「どこほっつき歩いてんの?私たちが頑張ってるのに、遊び回ってるんじゃないでしょうね!?自分の役割、わかってる?」と一方的にまくし立てた。村山は、最初は、ゴメン…と弱気な態度だったが、突然「オレは教師だ!今、大事な生徒が困ってるんだ!ほっとくわけにいかないだろうがっ!!」と怒鳴って電話を切った。
見たことのない村山の態度にビックリしている3人に、村山は「すいません…」と謝ったが、英吉は「カッコいいじゃないですか」と称賛した。

■村山、生徒からも視聴者からも評価急上昇
後日、百花はこの村山の怒りをAI動画にして学校の掲示板に投稿。教壇で「大事な生徒が~」と怒鳴って口から火を吹く動画には「やる~村山」「カッケー」「下剋上だ~」とコメントが付き、評価は急上昇。村山はクビを免れることとなった。
そして、彼の娘からも「いつもありがとう。ママも感謝してるって。お仕事がんばってね」とメールが。父を見直してくれたようだ。村山は英吉に、「たとえ嫌われても、これからは生活指導として生徒たちにもガンガン言うし、家族にも遠慮しない」と、力強く告げた。その姿は以前とは違い、自信にあふれていた。
そこへ百花が通りがかり「じゃあね、村山っち」と声をかけると、村山も「ももっち」と答え、これからはあだ名で呼び合うことにしたのだと英吉に告げるのだった。
視聴者も「村山先生、覚醒!」「村山、カッコよかった」と、村山の評価急上昇。また「鬼っちと村山っち、何かいいコンビ」など、2人の関係性を気に入ったコメントが多数ポストされた。
◆文=鳥居美保


