“10種類のコケ”をミニ素焼き鉢で100日育てたら…… 個性豊かな姿に「とってもキュート」「あっぱれです」

“10種類のコケ”をミニ素焼き鉢で100日育てたら…… 個性豊かな姿に「とってもキュート」「あっぱれです」

 東京のベランダで10種類のミニ苔盆栽作りに挑戦する様子が「ちっちゃいとかわいいな」「とってもキュート」とYouTubeで話題です。動画は記事執筆時点で2万9000回以上再生されています。

 動画を公開したのは、コケの専門ブランド「道草michikusa」の代表・石河英作さんによるYouTubeチャンネル「苔テラリウム専門-道草ちゃんねる-」。コケテラリウムの作り方を発信しており、以前には植物入りのお茶パックにコケを巻き付けて育てる動画が話題となりました。

 今回は、4.5センチサイズの小さな素焼き鉢を使って10種類のコケ栽培に挑戦していきます。東京のベランダは狭いので、小さな器でさまざまなコケをコレクションしたいと話す石河さんですが……都会のベランダで、10種類ものコケを育てることはできるのでしょうか。

 コケ栽培はまず鉢底ネットを正方形に切り、小さな鉢の1つ1つに敷くところからスタート。底には水はけをよくする小粒の赤玉土を、その上には極細粒の赤玉土を入れておきます。続いて入れた土にたっぷりと水をかけ、みじんを洗い流しました。コケ栽培には赤玉土のように弱酸性で透水性がよく、栄養がない土が向いているそうですよ。

 土の準備ができたら、いよいよコケを植えていきます。コケ植えのコツはずばり、「植木鉢いっぱいに植えること」。ピンセットを使ってアラハシラガゴケを植え、霧吹きで水をかけてからぎゅぎゅっと押さえる植え方を見せてくれました。

 続いてタマゴケ、オオシラガゴケを同様に植え付けていきます。シッポゴケのように長さのあるコケの場合は、深く挿すようにするといいのだとか。

 さらにネズミノオゴケを植えつつ、「ゴミを落としてコケだけを植えることが大切」だと教えてくれる石河さん。オオトラノオゴケでは1本ずつばらし、束ね直して植えるというテクニックも教えてくれました。このとき、コケの向きをそろえておくと見た目がより美しくなりますよ。

 小粒の軽石をトレーに敷き、霧吹きでたっぷりと水をかけます。その上にコケを植えた鉢を並べて霧吹きで水をかけ、トレーを外に出してからじょうろを使ってたっぷりと水を与えました。

 30日後。コケの様子を見てみると、タマゴケはとてもキレイに育っていましたが、ツルチョウチンゴケとネズミノオゴケでは少し茶色い部分が目立つようになってきていました。そこで、コケが並ぶトレーの上にひっくり返したトレーをかぶせて、明るさを調整することにします。

 しかしその5日後には、ヒロハヒノキゴケやオオトラノオゴケがより茶色くなってきました。調子がいい種類とそうでない種類がありますが、 60日目には茶色くなったコケを思い切ってトリミングすることに。根元には少し新芽が見えているので、まだ希望はありそうです……!

 80日後には暑くなってきたので、コケの上に日よけを設置。90日後には雨が降り、コケを美しく育ててくれます。そして100日目になると……10種類のコケは美しい緑色に育っていました。なお、この時期のアラハシラガゴケは成長した葉が抜け落ちるため、ピンセットを使って丁寧に取り出します。抜けた葉はまいておくと、そこから新たなコケが芽吹いてきますよ。

 ここからは100日かけて完成した、4.5センチのミニコケ盆栽を見ていきましょう。ホソバオキナゴケは「ザ・盆栽」というたたずまい。タマゴケは最も柔らかい触り心地になり、一時は成長が危ぶまれたヒロハヒノキゴケもかなり復活してくれました。

 アラハシラガゴケは次々と葉が抜けていき、ネズミノオゴケは元気いっぱい絶好調、ムチゴケはちょっぴり虫っぽい外見に。シッポゴケは一番ボリュームが出て、一時はどうなることかと思われたオオトラノオゴケも復活してきました。オオシラガゴケはいよいよ白髪っぽくなり、ツルチョウチンゴケは器からあふれ出そうなほど成長していました。

 ミニチュアコケ盆栽に挑戦してみた結果、一番のポイントは鉢を「軽石に半分埋めること」だと感じたとのこと。多孔質である軽石が適度な水分を保ってくれるおかげで、小さな鉢でもコケが必要とする適度な湿度を保つことができたのですね。

 ちょっとした工夫をすることで、都内のベランダでさまざまな種類のコケが育てられることを教えてくれた石河さん。コケが好きだけれどスペースが取れなくて悩んでいる人は、動画を参考に挑戦してみると楽しそうです。

 石河さんによる100日間の挑戦の記録に、コメント欄では「昔からやってみたかったことなので参考になりました」「かわいい」「ツルチョウチンゴケのモリモリ具合にはあっぱれです」「このチャンネルに出会ってからその辺のコケも素敵に思えてきて、今は盆栽を始めたいと思ってます」といった声が寄せられています。

 テラリウムに関する情報は、YouTubeチャンネル「苔テラリウム専門-道草ちゃんねる‐」の他にInstagram(@michikusa3193)、X(@warannahito)、公式LINE、Webサイトでも発信中です。また、初心者向けの著書『はじめての苔インテリア 苔テラリウムから苔玉、苔盆栽まで』(家の光協会)が販売されています。

動画提供:YouTubeチャンネル「苔テラリウム専門-道草ちゃんねる-」(@michikusa3193)

配信元: ねとらぼ

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