
日本人にとって切っても切り離せない存在となってきたのが「花粉症」。日本人の大敵と言っても過言ではなく、春だけでなく秋にもシーズンがやってくる。花粉によってくしゃみや鼻づまり、目のかゆみなどに悩まされている人も多いのではないだろうか。そんな時に試してみたいアレルギー症状の治療法「舌下免疫療法」について、小学生の息子の治療体験をわかりやすく描いたエェコ(@nakiri_aik)さんの「息子がアレルギーで舌下免疫療法をはじめた話」を紹介。あわせて、作者のエェコさんにも話を聞いた。
■根本治療をめざして、息子のアレルギーと向き合う日々



舌下免疫療法は、日本人に多いスギ花粉症や通年性のダニアレルギー性鼻炎に対し、根本的な改善を目指す治療法である。アレルゲンを少量ずつ体内に取り入れることで、アレルギー反応を徐々に弱め、長期的な症状緩和や体質改善が期待されている。
作者・エェコさんの息子さんがこの治療を始めたきっかけは、もともとあったハウスダストアレルギーの悪化だった。「元々ハウスダストのアレルギーがあったので薬は飲んでいたのですが、その症状が酷くなってしまったので、より専門的な治療をとはじめました」とエェコさんは振り返る。
治療において最も重要なのは、毎日の薬の服用を欠かさないことである。しかし、「とにかく自分から薬を飲まないので、親の声かけが必要で困ってます」と、親としての苦労も語る。それでも、「徐々に効くお薬なので、最初は目立った変化はありませんでしたが、今では鼻と目の症状が8割くらい落ち着きました」と効果を実感しているという。
幸いにも、息子さんには副作用が現れず、治療は順調に進んでいるようだ。期間について尋ねると、「先生からは特に期限を言われていません。ですが感覚的にはもう少しかなと思っています」と語るエェコさん。その言葉には、長い治療のなかで見えてきた希望がにじむ。少しずつではあっても確実に症状が和らいでいく過程は、親子にとって大きな励みとなっている。息子がいつかアレルギーに悩まされることなく日常を過ごせる日を、エェコさんは静かに願っている。
取材取材:エェコ(@nakiri_aik)
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