周囲から羨ましがられる理想の共働き夫婦だったカナさんとマサルさん。しかしマサルさんは、息子・リクくんが生まれた途端、変わってしまいました。
かつてはやさしかったマサルさんがこんなにも変貌したきっかけは、カナさんの里帰り中、仕事でミスをしたときに周囲から「妻のほうが優秀」と陰口を叩かれたことでした。プライドを深く傷つけられ、「もう頑張らない」と極端な思考へ逃避していたのです。
カナさんの体調が悪くても育児を任せきりにし、自分だけリフレッシュするためにジムや飲み会に出かける日々……。あろうことか、マサルさんはジムで出会ったルリ子と不倫関係に陥りました。
ルリ子から離婚を迫られ、妻のカナさんに離婚を切り出すも、あっさりと不倫がバレてしまったマサルさん。とっくに愛が冷めていたカナさんは離婚を決意しますが、懲らしめるために「引っ越し先が見つからない」と時間を稼ぎます。
すると案の定、しびれを切らしたルリ子から振られたマサルさん。妻からも不倫相手からも見捨てられてしまいます。
その後、迎えたマサルさんの誕生日——カナさんは離婚届を提出。マサルさんとルリ子に慰謝料を請求しました。
カナさんから慰謝料を請求されたルリ子は、マサルさんに肩代わりを要求するものの拒絶されてしまいます。困り果てた末、元彼たちからもらったブランドバッグを売ろうとしますが、なんとすべて偽物だと判明。
焦ったルリ子は偽物であることを隠してフリマアプリで売却し、なんとかお金をつくりますが、そのお金も使い込んでしまいます。
そんななか慰謝料の督促状も届き、ルリ子は本格的に追い詰められていくのでした。
不倫女を襲う訪問者















慰謝料を払えず途方に暮れるルリ子を待っていたのは、警察による捜査でした。偽ブランド品の販売が発覚して逮捕され、罰金刑に処されたうえ仕事も解雇されてしまいます。
絶望に打ちひしがれるルリ子のもとへ駆けつけたのは、知らせを受けた父親でした。罰金と慰謝料を立て替えてカナさんに深く謝罪。ルリ子は、父親に連れられて田舎へと連れ戻されたのでした。
♢♢♢♢♢♢
偽物だと分かった上でブランド品を売却するのは、明らかな違法行為です。どんなに金銭的に困っていても許されることではありません。
そもそも慰謝料とは、自らの過ちに対する責任を果たすためのもの。悪事で工面しようとするのではなく、真面目に働いて用意するのが本来あるべき姿ではないでしょうか。
自分の作った罪から逃げず、正々堂々と向き合う姿勢を忘れないようにしたいですね。
著者:マンガ家・イラストレーター みぃ子

