清田花のモットーは、自分最優先のズボラ育児。生後3カ月の息子・みおくんが寝息を立て始めると、夫の誠に「ごはん食べに行こ♡」と提案します。ゆるふわ系の妻にぞっこんの夫は「ベビーモニターでちゃんと見ておくから♡」という花に言いくるめられ、みおくんをひとり家に残して外食。幸いにして何事もなく済んだものの、花の徹底した自分ファーストは今に始まったことではありません。
妊娠6カ月のころ、友人のゆかりとみな子とお茶をした花はブラックコーヒーを注文。コーヒーに含まれるカフェインの影響を心配した友人はデカフェを勧めますが、花は「神経質だなー、お寿司も生ものも余裕で食べてるよ♡」——。
さらには息子のみおくんを保育園に預けたい花は、飲食店を経営する義父に実態と異なる就労証明書を発行してもらうつもりであることを告白。本当は週1の手伝いにもかかわらず、「お義父さんにフルタイムで書いてもらえるから♡」と笑顔で話し、友人をドン引きさせたのです。
友人から「犯罪じゃない?」と指摘されるも、反省しないどころか…















マタ旅の行き先は「韓国でーす♡」——。
花のことを心配した友人ふたりは「海外!?」「それはまずくない!?」と必死に止めますが、本人はまったく意に介さず、実際に渡航してしまうのでした。
妊娠中の旅行については、SNSでもたびたび話題になりますよね。花も「出産前に行っておこう!」という気持ちだったのでしょう。ただし、妊娠中の体はとてもデリケート。妊娠中の旅行は絶対禁止ではありませんが、妊娠前とは体の状態が異なるため、慎重に検討する必要があります。
これまでの経過に問題がなくても、いつ体調が変化するかわかりません。旅行を計画する際は、事前にかかりつけの産婦人科医に相談し、体調を考慮したうえで無理のない計画を立てることが大切です。
行き先は、万が一の際にすぐ医療機関を受診できる場所を選び、母子健康手帳など必要なものを忘れず携帯しましょう。もちろん、現地でも無理は禁物です。
海外旅行中に体調を崩した場合、花のように「現地の病院行く」という選択肢もあります。しかし海外では、言葉や文化、医療体制などが日本とは異なり、必要なときにスムーズに医療を受けられない可能性もあります。また、花は「保険に入るに決まってるじゃん」と言いましたが、海外旅行保険では、妊娠・出産に起因する治療費が補償対象外となる商品も多いため、事前に補償内容を確認しておくことが大切です。
そして、長時間の移動中に懸念されるのが「エコノミークラス症候群(深部静脈血栓症/肺塞栓症)」です。狭い座席などで長時間足を動かさないでいると、足の静脈に血栓(血の塊)ができ、それが肺に流れて血管を詰まらせることがあります。妊娠中かどうかにかかわらず、命に関わることもあります。
特に飛行機の場合、比較的近距離の移動であっても、電車のように途中で降りることはできません。海外旅行は国内旅行以上に慎重に検討し、行き先にかかわらず、事前にかかりつけの産婦人科医に相談するようにしましょう。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
監修:関根直子(助産師)
監修者:助産師 関根直子筑波大学卒業後、助産師・看護師・保健師免許取得。総合病院、不妊専門病院にて妊娠〜分娩、産後、新生児看護まで産婦人科領域に広く携わる。チャイルドボディセラピスト(ベビーマッサージ)資格あり。現在は産科医院、母子専門訪問看護ステーションにて、入院中だけでなく産後ケアや育児支援に従事。ベビーカレンダーでは、妊娠中や子育て期に寄り添い、分かりやすくためになる記事作りを心がけている。自身も姉妹の母として子育てに奮闘中。
著者:マンガ家・イラストレーター 神谷もち
