蒲倉家はパパ、ママ、社会人の長女・萌香、大学生の長男・律の4人家族。ママは派遣の仕事をしており、仕事先が変わることもあるため、帰宅時間もまちまちのようです。ある日、パパが帰宅すると家にママの姿がありません。
しかし、家族がまず気にしたのは、ママの安否ではなく夕飯のこと。台所にはカレーが用意されていましたが、お米が炊かれていないことに不満を漏らしてしまい……。
ママが不在でも、心配するのは自分たちの生活で……

















パパが帰宅すると、家にママの姿はありません。萌香から「ママはまだ帰っていない」と聞くと、パパが最初に気にしたのは夕飯のことでした。律が台所でカレーを見つけるものの、お米が炊かれていないと知ったパパは「米も炊いておくまでが主婦の仕事だろ」と不満を口にします。
翌朝、律はママが帰ってきたのかを気にしますが、パパは「部屋でまだ寝てるんだろ」と決めつけます。ママの部屋をのぞき、布団のふくらみを見たパパは、心配することなく「いいご身分だな」と舌打ちするのでした。
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毎日の食事や家事は、続けてくれる人がいるほど“当たり前”に見えてしまうものです。けれど、その裏には誰かの時間や体力、気遣いがあります。「やってくれて当然」という空気が強くなるほど、相手の疲れや限界には気づきにくくなってしまうのかもしれません。
家族だからこそ、相手の小さな変化や違和感を見過ごさないことも大切です。「いつも通り」と決めつける前に、まずは声をかけることを意識したいですね。
著者:マンガ家・イラストレーター 紙屋束実

