男性の亀頭や包皮に炎症が起きる亀頭包皮炎。自然に治ることも多いとされていますが、「パートナーには感染しないのか?」「どうすれば予防できるのか?」など疑問を感じている人もいるかもしれません。そこで、何が原因で起きるのかについて、KANDA NISHIGUCHI CLINIC院長の板東先生に聞きました。

監修医師:
板東 大晃(KANDA NISHIGUCHI CLINIC)
自治医科大学医学部医学科卒業。日本抗加齢医学会専門医、日本医師会認定産業医、日本メンズヘルス医学会テストステロン治療認定医、再生医療抗加齢学会、日本再生医療学会、日本メンズヘルス医学会、日本性感染症学会、日本性機能学会、日本美容内科学会、日本美容皮膚科学会。
編集部
亀頭包皮炎になる主な原因は何ですか?
板東先生
原因はさまざまですが、ストレス疲労によるものと刺激によるものの2つで原因の90%を占めます。ストレス疲労によって免疫力が落ち、炎症が起きるのです。また洗い過ぎや自慰行為、性行為のし過ぎによる炎症もよく見られます。それ以外に細菌に伴うもの、カンジダ(真菌)に伴うもの、加齢に伴うもの、稀に慢性皮膚疾患に伴うものなどがあります。
編集部
細菌や真菌などが関係していることもあるのですね。
板東先生
はい。カンジダという真菌や、溶連菌など雑菌の一部が原因になることもあります。かゆみや白いカス、膿などが特徴で、きちんと検査して特定することが治療の第一歩です。
編集部
亀頭包皮炎は性病ですか?
板東先生
ストレスや疲労、刺激によるものは性病ではありません。つまり亀頭包皮炎の90%は性病ではありません。ただし、上記のカンジダや溶連菌の一部は性行為によってうつることがあります。その意味では性病と言えます。しかし、例えば風邪やインフルエンザ、コロナも性行為でうつりやすくなりますが、それらは性病とは言いません。どちらかというと性行為によってうつる亀頭包皮炎というのは、風邪など後者の考え方に近いです。
編集部
体質や生活習慣も影響しますか?
板東先生
はい。汗をかきやすい体質や通気性の悪い下着、長時間の座りっぱなしなども原因になりえます。また、免疫力が落ちているときや、糖尿病のある人、SGLT2阻害薬という糖尿病の治療薬を使用している場合は炎症が起こりやすく、慢性化することもあります。日々の清潔管理や衣服の選び方、体調管理、糖尿病のコントロールなどが予防にもつながります。
※この記事はメディカルドックにて<アレは性病!? ほとんどの男性が経験する「性器のかゆみ・腫れ」の正体【医師解説】>と題して公開した記事を再編集して配信しており、内容はその取材時のものです。
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