
財閥御曹司の主人公チン・イスが、財閥にしかできないやり方で豪快に事件を解決していく愉快・痛快・爽快なアクションドラマシリーズ「財閥 x 刑事」のシーズン2(全14話)が、ディズニープラス スターで8月7日より毎週金・土曜に独占配信中。主人公イスを演じるアン・ボヒョンと、今回新たにイスの上司としてやってきた元“鬼教官”チュ・ヘラ役のチョン・ウンチェに独占インタビューを実施した。たびたび顔を見合わせて笑い合ったり、お互いの答えにツッコミを入れたりしながら応じる2人の、劇中さながらの“ケミ”が印象的なインタビューとなった。
■アン・ボヒョン「シーズン2では別のヘアスタイルを選びました」
――シーズン1のチン・イスは、刑事という仕事を遊びのように楽しんでいる自由奔放な魅力がありました。一方、シーズン2では警察学校を卒業し正式な刑事になりましたが、自由な魅力を残すために意識されたことはありましたか。
アン・ボヒョン:2年という時間があったので、「チン・イスの話し方や感覚を忘れてしまっていたらどうしよう」という思いがありました。そのため、シーズン1をもう一度見返す時間を作りました。シーズン1とは違って、シーズン2では少し落ち着いた面もあり、より成長したチン・イスをご覧いただけると思いますが、その中にもイスらしさが残っているので、ご覧になった皆さんも「ああ、あのイスだ」と感じていただけると思います。
――ボヒョンさんが考える“イスらしさ”はどんな部分ですか? シーズン1ではかっちり固めた“タンフルヘア”も話題になりましたが、今回はヘアスタイルも大きく変わりましたね。
アン・ボヒョン:変わっていないところは、まずイスが相変わらずFLEX(豪快にお金を使うこと)しつつ、いたずらっぽく、お調子者な一面を持っているところです。シーズン1の髪型は魅力的だと思ってくださった方も多かったですが、セットするのが本当に大変だったんです(笑)。シーズン2では、もう少し成熟した姿をお見せしたかったので、ヘアスタイルよりも、衣装やジェスチャーなどを通してチン・イスという人物を表現したいと思い、タンフルヘアではない別のヘアスタイルを選びました。


――チュ・ヘラはビジュアルから本当にかっこいいですが、チョン・ウンチェさんはチュ・ヘラというキャラクターのどんなところが一番魅力的だとお考えですか? チョン・ウンチェさんは「ジョンニョン:スター誕生」(2024年、ディズニープラス)でもカリスマあるキャラクターを演じられましたが、その経験が今回チュ・ヘラを演じる際にも活かされたんでしょうか?
チョン・ウンチェ:私の演じるチュ・ヘラはシーズン2から新たに加わる人物です。チン・イスをしっかり掴み、揺さぶることができる力やカリスマ性。その部分が、視聴者の皆さんにとって一番魅力的に感じられるポイントではないかと思います。演じるにあたっては、チームのみんなとうまく溶け込むことが私にとって一番大きな課題だったと思います。目立つものを見せようとするよりも、もっと柔軟に、自然にそのチームの中へ溶け込めるような演技を意識しました。「ジョンニョン―」のムン・オッキョンが、非常に洗練され、整えられた、静かなカリスマ性だとすれば、チュ・ヘラはもっと粗削りで、もっと豪快な一面が表現されていると思います。
■アン・ボヒョン「ファンミーティングでとても感動したんです」
――ボヒョンさんは2024年のちょうどシーズン1放送終了後、日本でファンミーティングを開催されて、日本のファンの皆さんのチン・イスへの愛情を直接感じられたのではと思います。シーズン2を迎えた今も、日本のファンの皆さんの期待を感じますか?
アン・ボヒョン:シーズン1がディズニープラスを通じて本当に多くの方に愛されたということは、日本のファンミーティングで実感しました。2,000人近い方と一人ひとりハイタッチをしたんですが、その時に皆さんがイスのシグネチャーポーズをたくさんやってくださって、とても感動したんです。「本当にチン・イスというキャラクターを愛してくださっているんだな」と感じました。今はSNSを通じて、多くの方が期待してくださっていることを感じています。

――そうですよね。日本でもシーズン1は本当に人気でした。チョン・ウンチェさんは「ジョンニョン」「アンナ」「パチンコ」などの作品が海外でも非常に愛されています。今回の「財閥 x 刑事」シーズン2も、日本を含め海外のファンの皆さんがたくさんご覧になると思います。海外のファンの皆さんの期待をどのように感じていらっしゃいますか?
チョン・ウンチェ:この作品はシーズン1が人気を集めたことで制作されたシーズン2です。多くのファンの皆さんが期待し、楽しみに待ってくださっていると聞いています。そして、これまでのファンの皆さんに加えて、新しいファンも増えるのではないかと思っています。とても面白いドラマになると思いますので、ぜひ期待していただければと思います。
――その中でも、チュ・ヘラというキャラクターは、新しい風を吹き込む存在ですね。
チョン・ウンチェ:チン・イスとチュ・ヘラの関係は、教官と学生として始まります。つまり、お互いあまり好意を持っていない関係からスタートするんです。でも、一緒に仕事をしていくうちに、とても良いパートナーへと成長していきます。そうした二人の関係性が、とても面白いところだと思います。

■チョン・ウンチェ「無理やり(笑)をこらえながら演技しました(笑)」
――撮影現場の雰囲気についてお聞きします。普段NGを出さないウンチェさんがNGが出るほど笑ってしまって大変だったと聞きましたが、特に印象に残っているエピソードを教えてください。
チョン・ウンチェ:(アン・ボヒョンの顔を見て笑ってしまう)
アン・ボヒョン:(顔を見合わせて思い出し笑いしながら)今ご覧になっているとおり、僕、アン・ボヒョンという人間は、本当はとても真面目で落ち着いた性格なんです。でも、チン・イスになると、とてもいたずら好きになるんですよ。だからなのか皆さんが僕をチン・イスとして見ているので、僕の顔を見るだけで笑ってしまう場面が本当に多かったんです。「これ」というエピソードを一つ挙げるというより、僕の顔や僕の存在そのものを見て笑ってしまって、チョン・ウンチェさんがNGの妖精になってしまったようです(笑)。
チョン・ウンチェ:笑いを我慢できなくて、何度もテイクを重ねたことを覚えています。
――どうやって乗り越えたんですか?
チョン・ウンチェ:えっと…。
アン・ボヒョン:お互い見つめなきゃいけない演技なのに、お互い目を見ないようにしたりしました(笑)。
チョン・ウンチェ:別のことを考えたりもしました(笑)。無理やり笑いをこらえながら演技しました。

――お話を聞いていると、とても楽しい現場だったようですね。チョン・ウンチェさんは、撮影現場で特に印象に残っているエピソードはありますか?
チョン・ウンチェ:たくさん楽しいシーンがありましたが、特にアクションシーンですね。私はアクションの経験がそれほど多くないので、カーチェイスのシーンなど、スケールの大きな場面はとても新鮮でした。難しくもありましたが、見応えのあるシーンとして、とても印象に残っています。
■もしチン・イスのように何でも思い通りにできるなら?
――チン・イスはけた違いの財閥御曹司で、ダイナミックにお金を使うキャラクターです。もしチン・イスのように何でも思いどおりにできるとしたら、お2人はどんな職業をやってみたいですか?
アン・ボヒョン:職業ですか? 僕は、好きなことを探しながら生きられる探検家みたいな仕事をやってみたいですね、旅行とか。飛行機でも専用機でも、そういうもので世界中を回って、いろいろ経験してみたいです。
――いいですね! 特に行ってみたい国はありますか?
アン・ボヒョン:日本です。日本には何度も行ったことがありますが、意外と沖縄には行ったことがないんです。一度行ってみたいですね。
チョン・ウンチェ:私も旅行が好きなので、旅行家と言おうと思っていたんですが、かぶってしまいましたね(笑)。
アン・ボヒョン:一緒に行きましょう。
チョン・ウンチェ:別々にします(笑)。
アン・ボヒョン:あ、別々なんですね(笑)。
――ウンチェさんは、特に行ってみたい国はありますか?
チョン・ウンチェ:アフリカです。なかなか簡単には行けない場所ですし、機会もありませんでした。ずっと気になっていた場所なんです。

■チュ・ヘラは「かっこいいポイントがたくさんありました」
――アン・ボヒョンさんは、チュ・ヘラというキャラクターのどんなところが一番魅力的だと思いますか。そしてチョン・ウンチェさんは、チン・イスというキャラクターのどんなところに魅力を感じますか。
アン・ボヒョン:僕は、チュ・ヘラというキャラクターに圧倒されるものがありました。とてもカリスマがありますし、事件を捜査する能力も非常に優れているんです。(チン・イスと)同い年でもあるチュ・ヘラですが、チーム長として「かっこいい」と思うポイントがたくさんあります。また、人を追い、事件を解決し、協力していく場面では、本当に頼もしい存在だと感じました。
チョン・ウンチェ:チン・イスは、チュ・ヘラとは性格も気質もまったく違います。正反対のタイプですね。普段は冗談ばかり言っていて、軽くて、かわいらしい人なんですが、仕事になると本当に真剣で、情熱的な姿を見せます。そういう相反する魅力を持ったキャラクターだと思います。
――チン・イスとチュ・ヘラは、最初は仲の悪い関係から始まると思いますが、少しずつ距離が縮まっていく感じなのでしょうか。2人の関係性の見どころについて教えてください。
アン・ボヒョン:事件を一つ一つ解決していく中で、お互いが抱いていた誤解が少しずつ解けていきます。そして、二人の色が少しずつ同じ方向へ重なっていく。そういうところが、このドラマの面白さだと思います。
チョン・ウンチェ:一見すると、どこまでも明るくて軽そうに見えるチン・イスですが、彼の暗い一面や、個人的な事情を知るようになり、そのときに見える、少し寂しげな一面を見たとき、ヘラも少し心が動かされたように思います。

――最後に、作品を楽しみにしている日本の視聴者の皆さんへメッセージをお願いいたします。
アン・ボヒョン:「財閥 x 刑事」シーズン1に続き、2年ぶりにチン・イスが帰ってきました。本当にスケールアップした作品になっていますので、ディズニープラスでご覧になる日本の皆さんも、ぜひ期待してください。作品でお会いしましょう!
チョン・ウンチェ:このドラマは、一度見始めたら最後まで目が離せなくなるくらい、テンポが良く、とても軽快な作品です。この夏の終わりを、ぜひ「財閥×刑事」シーズン2と一緒に過ごしていただけたら嬉しいです。
◆取材・文=酒寄美智子

