セヨン“ドンヒョク”の謎めいた存在感と北村一輝“古瀬”の怪しさ<ブラックトリック>

セヨン“ドンヒョク”の謎めいた存在感と北村一輝“古瀬”の怪しさ<ブラックトリック>

縁(志田未来)は韓国人の青年・ドンヒョク(セヨン)と知り合う
縁(志田未来)は韓国人の青年・ドンヒョク(セヨン)と知り合う / (C)フジテレビ

GACKTが主演を務める月9ドラマ「ブラックトリック~裁きを操る弁護人~」(毎週月曜夜9:00-9:54、フジテレビ系/FODほかにて配信)の第5話が8月17日に放送された。第1話ラストでチラリと登場した、韓国のボーイズグループ・MYNAMEのメンバー、セヨンが演じるドンヒョク。彼の再登場で物語の縦軸のキーワードが色濃く浮かび上がった。(以下、ネタバレを含みます)

■ウソを武器に敵を追い詰める痛快リーガルエンターテインメント

本作は、GACKT演じる“でっち上げの天才”である敏腕弁護士・浦真鷲直人(うらまわし・なおと)が、依頼人を救うためウソを武器に、手段を選ばず真実を暴いていく完全オリジナルストーリーの痛快リーガルエンターテインメント。

浦真鷲は敏腕弁護士として活躍する一方、優秀な一級建築士という顔も併せ持つ。依頼人である弱者を救うためなら、建築事務所チームのメンバーを巧みに動かし、緻密な罠で敵を追い詰める。“ウソ”で作り上げられた“証拠”は、すべて彼が仕掛けた“ブラックトリック”の一部に過ぎない。悪を持って正義を勝ち取る、新たなダークヒーローの物語となる。

キャストはほかに、業界大手の「コルディア法律事務所」で働くエリート弁護士の麻生縁(あそう・ゆかり)を志田未来、浦真鷲が一級建築士として所属する「はかり建築設計事務所」でアシスタントを務める土生洸太(はぶ・こうた)を神尾楓珠、「はかり建築設計事務所」の一級建築士・鯖山周平(さばやま・しゅうへい)を戸塚純貴、「はかり建築設計事務所」の所長・呉田利静(くれた・りせい)を竹財輝之助)、「コルディア法律事務所」の代表・森木銀次(もりき・ぎんじ)を生瀬勝久、大物政治家の古瀬義親(ふるせ・よしちか)を北村一輝が務める。

■縁は傘を貸してくれた優しいドンヒョクから相談される

「正しさだけでは救えない人もいる」という浦真鷲の言葉が気になった縁は、土生、鯖山から浦真鷲がなぜ弁護士になったのかを聞き出そうとしたが、2人は知らなかった。

帰り道、降り出した雨に縁が意を決して走り出そうとすると、目の前に傘が差し出された。その男性に、借りた傘を必ず返すからと名刺を渡した縁。後日、連絡が来て会うことになった。

カフェで再会した相手は、ドンヒョク。彼は弁護士である縁を見込んで、相談を持ち掛けた。千葉の港南市でマンションのオーナーをしている友人の父親が、建て替えを予定していても1人だけ立ち退かない住民に悩んでいるという。

縁のことが気になっている土生は、ドンヒョクと会う縁をこっそり尾行していた。そしてドンヒョクが相談していた内容を建築事務所で話していると、港南市と聞いて浦真鷲と呉田が反応した。

土生が隠し撮りした縁とドンヒョクの写真を手にした浦真鷲は、「この話、裏の設計図があるかもな」とつぶやいた。

■立ち退き問題の裏にあった真実を浦真鷲が暴く

ドンヒョクと共に、立ち退き問題で困っているという星野(渡辺哲)に会いに行った縁。星野のマンションを管理する不動産会社の向井(勝矢)も交えて話を聞くと、立ち退きを拒否しているのはマンション1階にあるカラオケスナックだった。星野は、半年前に退去願いを出したが、3カ月ほど前から騒音がひどくなり、ゴミも散らかしていると話した。

向井が「以前にもお話しましたけど、思い切って売却というのは?」と言うと、「何で俺が追い出されなきゃいけねえんだ!ばか野郎!」と大激怒した星野。土地を絶対売らないと固く決意していたのは、亡き妻との思い出があったからだ。

借主は「借地借家法」という法律で守られている。しかし、老朽化や契約違反など“正当事由”があれば別だ。ただし、そこに法律上の明確な定義はないため、借主が納得しないケースも多い。そうなれば裁判となる。縁は、騒音が“正当事由”になるとして、証拠を集めれば交渉を有利に進められると告げた。

縁の証拠集めが難航する裏で、建築事務所メンバーに動向を探らせた浦真鷲。浦真鷲が言った「裏の設計図」とは、向井と反社組織、スナック店店主、さらに市役所職員も絡んで行われていた、いわゆる地上げだった。浦真鷲の策略で、スナック店店主の追い出しができ、その店主から向井の悪事も暴かれた。

■視聴者「ドンヒョクは何者?」

浦真鷲は、星野たちのまちのすぐそばにエキスポ予定地があることに気付き、あえて縁を泳がせて向井を追い込む計画をしていた。もしもそれができなければ、星野は向井に徹底的に追い詰められ、命すら危うかったかもしれない。

「常識の通用しない相手に正義だけで立ち向かってもかなわない。毒をもって毒を制す!それが必要なときもある」と浦真鷲は縁に言った。

しかし、ラストで星野に新たな展開が訪れた。ドンヒョクが土地を買いたいと申し出たのだ。

振り返れば、第1話で古瀬と会っていたドンヒョク。古瀬は、第3話にもあったがエキスポに深く関わっている。世間の人気が高いといわれる古瀬だが、講演で訪れていた港南市の市民から「きれいごとばっか並べてんじゃねぇぞ」と罵声を浴びせられた。古瀬はそれに対し、「私を信じてください。私は必ず港南市を、いえ、この日本を生まれ変わらせます」と語った。

再び浮上した「エキスポ」というキーワード。そこに絡む古瀬とドンヒョク。ドンヒョクは、見た目は好青年という感じだが、かえってそれが怪しくもある。2人の怪しい存在感がグッと増した第5話となり、後半戦に向けて浦真鷲との直接対決がありそうで、楽しみになった。それは”正義”の対決となるのだろうか。

謎めいたドンヒョクに、「ドンヒョクやっぱり只者じゃない」「ドンヒョクさんは何者なんだ?」「結局ドンヒョクは良い人、悪い人どっちだったの?」「ドンヒョク悪いやつオーラがはんぱねぇ」「怪しい系」と視聴者の感想も揺らいでいた。

◆文=ザテレビジョンドラマ部






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