
大ヒット愛憎劇「ペントハウス」(2020~2021年)のユジンと「紳士とお嬢さん」(2021年)のチ・ヒョヌが夫婦を演じ、政治とロマンスが絡み合う愛憎劇を繰り広げるドラマ「ファーストレディ」の第5話が、10月8日にLeminoで配信された。第5話では、スヨン(ユジン)がいとも簡単に“世論”をひっくり返す展開となり、ユジンが強烈な演技の二面性で視聴者を震撼させた。(以下、ネタバレを含みます)
■スヨン、いよいよミンチョルに反撃開始
「ファーストレディ」は、韓国大統領に当選した夫・ミンチョル(ヒョヌ)と、彼を長年支え続け、ファーストレディの座を手に入れるはずだった妻・スヨンの間で巻き起こる権力と愛、欲望の衝突と葛藤を描いた心理サスペンス。脚本家のキム・ヒョンワン氏が6年間の準備期間を経て執筆を完成させたという点でも注目を集めている作品だ。
別れたいミンチョルと別れたくないスヨン、全国民の視線にさらされながら激しく争う2人。第4話では2人のなれそめが明かされた後、ミンチョルの前でスヨンが一度はサインした離婚関係の書類を破り捨て、「物事を成し遂げるより、壊すほうがずっと簡単よ」と宣戦布告。第5話ではいよいよスヨンが反撃を開始する様子が描かれた。

■形勢逆転のスヨン「これから記者が攻める相手は私ではなく彼になるわ」
ミンチョルの議員事務所から追い出され、長年にわたる盗聴の疑いでミンチョルに刑事告訴されたことで世論からも散々たたかれたスヨン。さらに、シン・へリン秘書(イ・ミニョン)が手を回し、弁護士も見つからないという窮地に追い込まれた。
だが第5話では形勢が逆転した。スヨン側が夫婦の協議離婚が決裂したと宣言し、弁護士のカン・ソンホ(カン・スンホ)が集まった記者とカメラの前で記者会見を行った。その場でそれとなく“離婚の理由はヒョン・ミンチョルの不貞”という情報が匂わされると、すぐさまミンチョルの不倫疑惑として事務所に真偽の問い合わせが殺到した。
その後、訪ねてきたソンホを「初めてにしては記者対応が上手でした」とねぎらったスヨン。そして「まず世論を変えます。これから記者が攻める相手は私ではなく彼になるわ。浮気した夫を盗聴する妻より、浮気した大統領を直接責めるほうが達成感もある」と話し、ソンホに「本当に世論が動くでしょうか」と問われると、“鉄の女”らしく「世論というのを意識して、気付いたことがある。世論は数字じゃない。生きている人間です」と意味ありげに口にした。

■スヨンの“表の顔と裏の顔”のギャップが強烈
その後、スヨンが本領を発揮する。雨の中、家の前で「恥さらし」「裏切り」とデモを繰り広げる元支持者の女性たちの前にあえて傘も差さずに赴き、彼女たちを「身に余る愛をくれた大切な家族」と呼ぶと、膝をついて「申し訳ありません。私が間違っていました。皆さんを失望させてしまいました」と涙を流さんばかりに謝罪。
その上で雨よけのテントを張るように指示を出し、「春になったとはいえ肌寒いです。あのテントの下で、雨に当たらず叱ってください」と彼女たちを思いやる発言まで。あっという間に彼女たちの心を取り戻してみせた。
ソンホを使い、用意周到に反撃ののろしを上げたスヨン。ソンホの前で見せた冷徹な戦略家の顔と、元支持者たちの前でのしおらしく涙を流して許しを請う表情のギャップは強烈。「ペントハウス」のオ・ユニ役で見せた“娘思いの母”と“復讐(ふくしゅう)者”に劣らぬ強烈な二面性を見せ、視聴者からは「ユジンの演技に震える…」「まさに鉄の女」の声が上がった。
■「彼は耐えられないでしょうね」
スヨンは「私はもう十分たたかれた。でも彼は耐えられないでしょうね、世論を相手に戦ったことがないから。それはいつも私の役目だったの」と、これからミンチョルに起こることを予見するような不気味なせりふを口にした。
本気になった彼女の反撃にますます期待が高まるが、気になるのはミンチョルがシン秘書に向けて言った「離婚は彼女(スヨン)のためにしたことだ」という一言。
さらに、今回は弁護士のソンホがHケミカルの火災で両親を失い、ミンチョル&スヨン夫妻への復讐をしようとしていることも判明。「訴訟でヒョン・ミンチョルを倒したら次は誰だと思う?チャ・スヨンだ」と語るソンホが今後のストーリーの鍵を握ることになりそうだ。
韓国ドラマ「ファーストレディ」は、毎週水・木曜に新エピソードをLeminoで配信中。
◆文=ザテレビジョンドラマ部

