冷凍野菜が定番化! 検索数が9.7倍に
クックパッドは、10月の食品ロス削減月間に合わせて、保存性の高い冷凍野菜を使ったレシピの検索動向を調査しました。その結果、2015年比で検索数は最大約9.7倍と大幅に拡大。特にブロッコリー、ほうれん草、オクラが著しく伸び、主要6素材の平均で2025年(1-9月)も前年比36.7%増と勢いを保っています。冷凍野菜が「生鮮の代替」から「家庭の定番」へと進化していることが明らかになりました。
食品ロス削減と物価高対策
日本では年間523万トンの食品ロスが発生しており(※5)、家庭での「中途半端に余った野菜の使い道」も課題の一つだと考えられます。加えて近年は天候不順や物流コストの上昇を背景に野菜価格が高騰。総務省「消費者物価指数」によれば、2024年の生鮮野菜価格は玉ねぎ149.4、ブロッコリー125.9と高止まりしています(※6)。こうした中、冷凍野菜は「価格が比較的安定」「必要な分だけ使える」という特性を持ち、食品ロス削減と物価高対策を同時にかなえる手段として注目されています。

