どうぶつ病院では「こんなこと」に気を付けて!

気を付けるべきマナーについてお話をさせていただきました。
しかし、悪気が無くてもトラブルにつながってしまうこともあります。
ついつい起こり得るトラブルの原因やマナー違反について、他にも気を付けたいことをお話させていただきます。
おやつや食べ物をもっていって他の子におすそ分けする
動物病院を好きになってもらいたい、少しでも緊張を解いてあげたいという気持ちはどの飼い主さんも共通でしょう。
かかりつけの先生に確認する必要はありますが、制限が無い場合、おやつやお気に入りのフードなどを少量持っていき、診察後にご褒美としておうちのわんちゃんに与えることは問題ない場合が多いです。
近くにお友達になれそうなわんちゃんがいたら、おすそわけをしたくなる気持ちもわかります。
しかし、動物病院は様々なわんちゃんや猫ちゃんが集まる場所です。治療の一環として食事制限がされているわんちゃんもいます。
むやみにおやつのおすそわけや、食べ物を他のわんちゃんに与えることは避けましょう。
飼い主さんへの確認なしに触ろうとする
わんちゃんと生活する飼い主さんたちは、きっと動物さんたちがとても好きな方たちが多く、動物病院でかわいいわんちゃんや猫ちゃんが集まっているのを見てほほえましい気持ちになることも多いのではないでしょうか。
しかし、病院を訪れるわんちゃんや猫ちゃんは元気な子から病気の子まで存在し、どの子も他の子の匂いや雰囲気で緊張をしていたり、警戒をしている場合が多いです。
また、中には飼い主さん以外の人やわんちゃんなどを苦手とする子もいます。かわいいと感じても、飼い主さんへの確認無しに触ることはやめましょう。
感染症などで受診している場合もあります。感染拡大を防ぐためにも、むやみに触ることはおすすめできません。
時間を守らない
予約制の動物病院の場合、予約をとった時間は、おうちのわんちゃんのために動物病院が用意してくれた時間です。
他にも動物病院での受診を必要とするわんちゃんや猫ちゃんはたくさんいて、遅刻などの時間を守らなかったせいで、迷惑が掛かってしまう場合もあります。
時間を守るよう心がけ、やむを得ず遅れてしまうなどの問題が発生してしまった場合は、速やかに動物病院に連絡をしてその旨を話しましょう。
まとめ

おうちのわんちゃんが健康に長生きするために、専門家であるかかりつけの動物病院の先生との二人三脚で生活することは欠かせません。
しかし、小さなことがきっかけで動物病院や他の飼い主さんとトラブルになってしまい、受診しづらくなってしまったという飼い主さんのお話もよく聞きます。
悪気が無くても、他の飼い主さんや動物さんたちに迷惑をかけないよう、お互いに配慮をしあいながら動物病院を利用することが、長く動物病院と良い関係を築くことにもつながるでしょう。

