当時10歳の息子の、夏休み中の話です。ある日、家の呼び鈴が鳴りました。モニターを確認すると息子の同級生が映っており、「はい!」と応答すると、「◯◯くんいますか?」と言われました。息子を呼ぶと、「遊ぶ約束してたっけ?」と同級生に確認。同級生は「いや、約束してないけど暇だったから」と答え……。
突然の訪問。そして…
特に約束がなかったとはいえ、暑い中わざわざ来たのだし、立ち話も何なので家に招き入れることにしました。「◯◯くん、私たちもうすぐ出かけるから、それまででいいかな?」と伝えると了承してくれ、2人はゲームを始めました。
少しして飲み物を用意しようとカルピスを持っていくと、同級生が「あ! おばさん、これカルピスですか?」と聞いてきました。「うん、そうよ……あ、もしかして苦手だった?」と尋ねると、「大好きです! でも、カルピス7、水3で作り直してください」と細かな配合をリクエストされました。さらに、「氷は2個で、かき混ぜるのは3回にしてください!」とまで言われて、なんだか驚いてしまいました。
私は、出されたものがたとえ気に入らなくても「ありがとうございます」と感謝していただくのがマナーだと思っていました。それだけに、リクエストの多い息子の同級生には、内心苦笑い。「それは自分のおうちでしてね!」と笑顔で言って、リクエストを断りました。
今回の出来事は、わが子がよそのお家に遊びに行ったときにどう振る舞っているかを、改めて想像するきっかけになりました。出してもらったものに文句をいわないこと、感謝をすること、無理なお願いはしないこと——
息子もちゃんとできているかな、と少し気になりました。こうした予想外の出来事が親子で話し合うきっかけをくれることもあるのだなと感じ、改めて息子とよそのお家でのふるまいについて話してみようと思った出来事でした。
著者:葉山 咲希/40代女性・主婦
15歳の息子を育てる母。趣味は歌番組を見ること。
作画:ゆる山まげよ
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年8月)

