
コミックの映像化や、SNS発の話題作が次々と生まれている今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいマンガ情報をお届けする「ザテレビジョン マンガ部」。今回はCOMICポラリスにて連載中で、テレビアニメ化もされた『殿と犬』(フレックスコミックス刊)の1エピソード『コーギーは雨にも負けず外に出たい』を紹介する。『殿と犬』公式Xが6月20日にX(旧Twitter)に本作を投稿したところ、3500件を超える「いいね」やコメントが多数寄せられた。本記事では、作者である西田理英さんにインタビューを行い、創作の裏側やこだわりについて語ってもらった。
■笑顔あふれる雨の日エピソード

鬼神のごとき強さで名を馳せた戦国武将・殿。しかし戦乱の世は終わり、今では貧乏長屋で慎ましく暮らしていた。そんなある日、殿は短い手足が特徴的な一匹の犬と出会う。放っておけず家臣として迎え入れるものの、その犬は想像を超えるやんちゃぶりを発揮。次々と巻き起こる騒動に振り回されながらも、殿は少しずつ犬との暮らしを楽しむようになっていく。コワモテな殿と天真らんまんな犬が織りなす、笑いと癒やしにあふれた主従コメディー。
今回は雨の日のエピソード。外へ遊びに行きたがる犬に対し、殿は濡れると乾かすのが大変だからと何とか家の中で過ごさせようとする。武士の習いや料理など、雨の日ならではの楽しみ方を教えようと奮闘。しかしマイペースな犬はなかなか落ち着いてくれない。
ひとまず腹ごしらえと美味しそうな料理を味わうのだが、空模様が急変。突然鳴り響いた雷に、驚いた犬は…。
このエピソードを読んだ読者からは、「鬼のような強面の殿と、もふもふなマイペースな犬の取り合わせがたまりません」「犬の表情の描き分けとかお見事」「掛け合いにニヤニヤが止まりません」など、多くのコメントが寄せられている。
■愛犬の"犬あるある"から生まれた 殿と犬の日常

――本作のお話を作るきっかけはあったのでしょうか?
ちょうど時期が梅雨時だったのというのもありますが、雨の日なのにお散歩に行きたがる犬を描きたくて今回のお話は出来上がりました。
――殿は犬に振り回されながらも、どこかうれしそうにも見えます。関係性を描くうえで、特に意識していることや大切にしていることがあれば教えてください。
今回殿は犬に雨天の人の過ごし方を教えています。こんな風に殿は飼い主ではなくあくまで犬とは主君と家臣の関係だと思って接しているという事を意識して描いています。
――今回のお話では、雷を怖がって殿によじ登る犬の姿がとても愛らしく印象的でした。このエピソードで特にこだわったシーンや、「ここを見てほしい」というポイントがあれば教えてください。
犬が水に濡れるとあるあるな事や雷を怖がる様子は我が家のコーギーそのままなのでぜひ見て笑ってもらえればと思います。
――行動がとてもリアルで、「犬あるある」が詰まっていると感じました。犬ならではのしぐさや行動を描くうえで、参考にしていることや意識していることはありますか?
漫画なのである程度フィクションは入れますが、モデルにしている愛犬がこういう時はこんな行動をするなと考えてその動きを取り入れるようにしています。
――今後の展望や目標をお教えください。
殿と犬が出会った事で始まった今作ですが作中に散りばめた出会う以前の物語をこれから徐々に回収していきます。
――作品を楽しみにしている読者へメッセージをお願いします!
いつも「殿と犬」を読んでくださってありがとうございます!応援のおかげでアニメにもなりました。もうしばらく殿と犬の日常にお付き合いいただければと思います。

