第1子を妊娠し、楽しみな気持ちと少しの不安を胸に過ごしているなか、陣痛がやってきました。夫も病院に付き添ってくれて、一緒に陣痛室にいたときのことです。陣痛に波があって……。
陣痛に苦しむ私に夫が突然…
少し落ち着いては激痛の繰り返しで私はヘトヘトでした。そんな痛みに耐える私を見て、夫は終始おろおろしていたものの、背中をさすってくれたり、声をかけてくれたりしていました。
痛みが少し落ち着いて「ふぅ〜」と息をついたとき、突然、夫が私を和ませようとしたのか、やってはいけないことをしたのです。私の足の裏を「こちょこちょこちょ〜」と言いながらくすぐってきました。
私は余裕がなかったため大激怒。怒り狂って「やめろ!」と絶叫しました。夫に悪気はないとわかってはいたのですが、長時間の陣痛に必死に耐えていた私にとっては、とても許容できず、思わず大きな声で怒鳴ってしまったのです。
陣痛室には私と夫以外に誰もいなかったので、ほかの方に迷惑をかけることはありませんでした。その後、シュンとした夫は静かに背中をさすり続けてくれて、無事に出産。2人目のときは、変な行動をして私に怒られることもなく、2度目だからか落ち着いた様子で私を支えてくれました。
あのときは余裕がなくて本気で怒ってしまいましたが、今では夫婦でときどき思い出しては笑ってしまう出来事です。夫なりに私を励まそうとしてくれた気持ちは、今ではありがたかったなと感じています。
著者:春田佳子/50代・女性・自営業。2人の子どもを育てながら、仕事と家事を両立中。
イラスト:あま田こにー
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています

