
コミックの映像化や、小説のコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョン マンガ部」。今回は、夏ソラわかさんが描く『同調圧力が限界まで大きくなった世界で生きる不器用な女の子たちのお話』(原題『ふつうの子』)をピックアップ。
夏ソラわかさんが7月30日にX(旧Twitter)で本作を投稿したところ、5,000件を超える「いいね」と共に、多くの反響コメントが寄せられた。本記事では、夏ソラわかさんにインタビューを行い、創作のきっかけや漫画を描く際のこだわりについて語ってもらった。
■皆と同じ“ふつう”とは

女子高生のさえは、“たれ眉メイク”や前髪の分け目、後ろ髪のむずび方、制服の着方まで、クラスメイトみんなと同じにし、“ふつう”の子でいるように努力して過ごしていた。
それ以外の格好をすると“不良”であると認識されてしまうこの学校に、ある日、転校生・早見ちとせがやってくる。彼女は皆と違う髪型や格好をしており、クラスメイトから“不良”だと認識され無視されていた。
しかしある時、流行りのミサンガをしていなかったことで、さえもクラス中から無視されるように。涙を流すさえを見てとっさに外へ連れ出すちとせだったが、ついきつく当たってしまうさえ。しかし、ちとせに
「みんなと同じなんて面白くないじゃん!」
「ふつうであることがそんなに大事?」
「なんであんたは無理してまでふつうになりたいの?」
と言われたことで、「ふつうじゃない」と友人に言われた幼い時のことを思い出し…?
作品を読んだ読者からは、「めっちゃ共感する」「幸せに歩んでいけそうで安心しました」など、反響の声が多く寄せられている。
■作者・夏ソラわかさん「一番伝えたかったことが「自分らしく生きよう」ということ」

――『同調圧力が限界まで大きくなった世界で生きる不器用な女の子たちのお話』は、どのようにして生まれた作品ですか?きっかけや理由などをお教えください。
数年前に、賞に応募してみようと思い、描き始めた読み切り作品です。私自身が感じてきた生きづらさをもとに、「同調圧力」をテーマに描きました。
――本作を描いたうえで「こだわった点」あるいは「ここに注目してほしい!」というポイントがあればお教えください。
ファンタジーの世界を舞台にしながらも、リアルさを感じられる作品にすることを意識しました。
特に、学校という小さな社会の中で起こる、じんわりと嫌なことや、周囲に合わせなければならない空気感を意識して描いています。
――今回の作品のなかで、特に気に入っているシーンやセリフがあれば、理由と共にお教えください。
主人公のさえが、冒頭1ページ目から変わり、自分らしい姿で登校するシーンが気に入っています。
この作品で一番伝えたかったことが「自分らしく生きよう」ということだからです。もちろん、それは簡単なことではないと思いますが、それでも自分らしく生きることを諦めないでほしい、という思いを込めました。
――普段漫画作品を描かれる際、作品のストーリーやキャラクターなどはどのようなところから着想を得ることが多いですか?
実際にあったことや、生きづらさから着想を得ることが多いです。キャラクターは、こういうキャラいたらいいなで作ることも多いです。
――夏ソラわかさんご自身や作品について、今後の展望・目標をお教えください。
今後の目標は、漫画をもっとたくさん描いて、より多くの方に読んでもらうことです。そして、長く漫画を描き続けながら、同人作家として活動していけるようになりたいです。
――最後に、作品を楽しみにしている読者やファンの方へ、メッセージをお願いします。
いろいろなジャンルの漫画を描いて挑戦しているので、ぜひいろいろな作品を読んでいただけたら嬉しいです!
いつも作品を見てくださっている方々には、本当に感謝しています。これからも楽しんでもらえる漫画を描いていきたいと思います!

