「水分が不足すると現れる症状」は何かご存じですか?対処法も管理栄養士が解説!

「水分が不足すると現れる症状」は何かご存じですか?対処法も管理栄養士が解説!

水分が不足すると現れる症状とは?メディカルドック監修医が水分が不足すると現れる症状・一日の摂取量・水分摂取の効果・対処法・予防法などを解説します。

曽田 久美子

監修管理栄養士:
曽田 久美子(管理栄養士)

病院、老健で栄養士として給食管理に従事し、2025年管理栄養士国家試験合格。食に迷う人や食を大事にしたい人、食で体を変えたい人へ確かな情報を届けるべく、食で心と体を元気にする管理栄養士を目指す。

「水分」とは?

「水分」とは?

人体の55~60%は水分で、生命を維持するのに大切な役目をしています。
飲料水などで摂った水分は、腸から吸収され、血液などの「体液」になって全身をたえず循環しています。「体液」は、酸素や栄養分を細胞に届け、老廃物(体内のゴミ)を尿として排泄しています。体温が上がったときには、皮膚への血液の循環を増やし、汗を出して熱を逃がし、体温を一定に保ちます。
また、塩分(ナトリウム)やアルコールを多く摂ると、血漿の浸透圧が上昇し、体は水分を保持しようとします。これにより余分な水分が組織間に溜まり、むくみが生じることがあります。
人体の5%の水分を失うと、喉はカラカラの状態で、脱水症や熱中症の症状が現れます。10%の水分を失うと、筋肉の痙攣や、循環不全などが起こります。20%の水分を失うと命を失う危険が伴います。

水分の一日の摂取量

水分の一日の摂取量

おおよそ一日の摂取量は、2500mLと言われています。
内訳として、食事から摂取する水分1000mL、食べ物が代謝することにより体内で得られる水分300mL、そして、飲料水1200mLの合計2500mLになります。
これらは、おおよその摂取量であり、食事摂取基準2025年版で明確には定められていません。

配信元: Medical DOC

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