
ホラー漫画家・伊藤潤二氏の名作を実写化したドラマ24「ストレンジ -伊藤潤二の夜も眠れぬ奇妙な話-」(毎週金曜深夜0:12-0:52、テレ東系/Leminoほかにて配信)の第7話が8月14日に放送。伊藤潤二の不気味な世界観を圧倒的な再現度で映像化した2編に、SNSでは「想像以上の狂気で最高」と絶賛と悲鳴が相次いでいる。(以下、ストーリーのネタバレを含みます)
■ホラー漫画界の鬼才・伊藤潤二の作品を実写ドラマ化
同ドラマは、伊藤氏の作品の中から厳選したストーリーをオムニバス形式で映像化。伊藤氏は、作品が海外30カ国以上で出版され、“漫画界のアカデミー賞”と称されるアメリカの「アイズナー賞」で殿堂入りを果たすなど、「世界のホラーマスター」と呼ばれるホラー漫画の第一人者だ。
各話は独立した物語ながら、“日常が突如として不条理な恐怖に塗り替えられる”という共通のテーマでつながり、予測不能な展開と逃げ場のない恐怖、そして、美しさと狂気が同居する伊藤氏の作品ならではの世界観を演出する。
■ 狂気と欲望が交錯する「中古レコード」の真実
幻のレコードが存在するという噂を聞きつけ、とある怪しげな屋敷へと忍び込んだ中山(樋口日奈)。そこで彼女が出会ったのは、自分と同じくそのレコードの魔力に取り憑かれた1人の男だった。
欲望に目が眩んだ2人が探し求めるのは、噂通り“死者の歌声が刻まれた”という呪われた1枚の「中古レコード」。しかし探している最中、屋敷の住人が帰宅。手にハンマーを握りしめ、冷酷に侵入者を探し始める。身を潜めながら逃げ惑う中山は、屋敷の闇の中で頭から血を流して横たわる凄惨な遺体を発見してしまう。
住人の追撃をかわしながら、ついに念願のレコードを発見した2人だったが、ついに住人に見つかり絶体絶命の危機が迫るも、住人は男によって殺される。焦燥と狂気が極限に達する中、手にしたレコードの魔力に惑わされた中山は、かつての友人や、共にレコードを探していた男すらも自らの手で手にかけてしまう。
血に染まった手で「レコードは私のもの」と狂気の笑みを浮かべたのも束の間。頭上から落下してきたレコードが頭部に深く突き刺さり、中山はあっけなく命を落とす。欲望に囚われた者たちの惨劇は、あまりにも唐突で残酷な形で幕を閉じるのだった。
■転校生・町田(山崎七海)に迫る亀井の執念と、増殖する「同じ顔」の不気味さ
もう1つのストーリー「顔泥棒」では、新しい学校へと転校してきた町田(山崎七海)が体験する不条理な恐怖が描かれる。
転校先で町田が出会ったのは、驚くことに「全く同じ顔」をした少女たちだった。そのうちの1人である亀井は、気に入った顔の人間を見つけると、その人物と全く同じ顔に変貌してしまうという異様な特異体質の持ち主だったのだ。町田の顔に強く惹かれた亀井は、彼女の顔を手に入れるべく執拗につきまとい始める。
しかし物語は、単純な恐怖だけでは終わらない。過去に学校でいじめられていたトラウマを持つ町田と、その異様な特異体質ゆえに学校中から「はぐれもの」として疎外されていた亀井。不条理な孤独を抱える2人は、次第に互いの境遇に寄り添い合い、深く心を寄せ合う友人となっていく。
そんな中、異質な存在である亀井を懲らしめようと、教師と生徒たちが一斉にお面を被り、集団で彼女へと迫り来る惨劇が発生。異様な狂気が渦巻く中、親友となった亀井を助けたい一心で立ち上がった町田。彼女は自らの顔を刃で傷つけると、傷ついたその顔を亀井を守るように静かに差し出すのだった
SNSでは「良かった」「原作からは改変されてたけど良いドラマ」「想像以上の狂気で最高」などの声が寄せられている。
※山崎七海の崎は正しくは「たつさき」


