家族で温泉旅館に泊まった際の出来事です。到着後、6歳の息子は元気いっぱい走り回り、楽しそうな様子を見せていました。しかし、夕食前になると急にぐったりし始めたのです。
突然の高熱の原因は…
最初は「長時間の移動で疲れたのだろう」と思い、部屋で少し休ませていました。しかし、時間が経つにつれて顔色はどんどん悪化し、呼びかけても反応が鈍くなっていきました。
何かがおかしいと感じた私は、息子の手に触れてみました。すると、異常に熱くなっていて「まさか……」という思いで体温を測ったところ、39度を超えた高熱が出ていました。急いで旅館のスタッフさんに相談し、近くの救急病院を探してもらい、すぐに向かいました。
病院での診断はなんと「脱水症状」で、静脈点滴を受けることになりました。医師によれば、温泉に入ったあとに興奮して走り回っていたこと、そして必要な水分をほとんど取っていなかったことが原因とのことでした。この予想外の診断に、本当に青ざめてしまいました。旅行中の突然の体調不良に、どれほど焦ったかは今でも忘れられません。
この経験から、旅行中は普段以上に水分補給に気を配ることの重要性を痛感しました。特に温泉や屋外での活動は脱水になりやすいと実感したため、それ以来、「ちゃんと飲んだ?」「少し休憩しようね」と家族で声を掛け合うことを習慣にしています。息子自身も自ら水筒を持ち歩くようになり、今では家族全員が水分補給を徹底しています。この教訓のおかげで、どんな場面でも健康を最優先に考えるようになりました。
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旅行先でお子さんが急に体調を崩してしまうと、心配ですよね。旅館の方の協力で、無事に受診できて本当によかったです。
温泉に限らず、入浴中は意外と汗をかきます。子どもは大人よりも汗をかきやすく、気づかないうちに水分が体から出ていき、今回のように脱水症状を引き起こすことも。そのため、入浴前後にはコップ1杯程度の水分補給を心がけることが大切です。また、お湯の温度は38〜39°Cを目安に、入浴時間は5分以内を目安に短めにするとよいでしょう。
また、入浴後に興奮して走り回るなど活発に動くと、さらに水分が失われやすくなります。「喉が渇いた」と感じる前にすでに脱水が始まっていることもあるので、「遊ぶ前に一口飲もうね」など、こまめに声をかける習慣をつけると安心ですね。
もし、顔が赤い、ぐったりしている、吐き気があるなどの症状が見られたら、すぐに涼しい場所に移して水分・塩分を補給し、症状が続く場合は早めに医療機関を受診しましょう。
監修者:松井潔(小児科医)
著者:山田 美咲/40代女性・パート
小学生の息子を育てる母です。週末は家族でよく日帰り旅行に出かけている。のんびり温泉巡りが好きです。
作画:赤身まぐろ
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年8月)
監修者:医師 医療法人産育会 堀病院 松井 潔 先生
愛媛大学医学部卒業。神奈川県立こども医療センタージュニアレジデント、国立精神・神経センター小児神経科レジデント、神奈川県立こども医療センター周産期医療部・新生児科等、同総合診療科部長を経て現在、医療法人産育会 堀病院にて新生児診療に従事。小児科専門医、小児神経専門医、新生児専門医。

