Instagramで見つけた24歳の“ギャル漁師”に会いに行き、その1日に密着してみた動画が「努力家でかっこよすぎます!」「奥様すげぇ!」「見方変わる」とYouTubeで話題です。動画は記事執筆時点で83万回以上再生されています。
動画を投稿したのは、香川・小豆島の現役漁師・はまゆうさんのYouTubeチャンネル「小豆島の漁師はまゆう」(@hamayu1137)。普段は漁に行ったり海産物を調理して食べたりする姿を公開しており、以前には巨大なイカの女王を黒い液体に沈めてみて注目を集めました。
今回は、24歳の“ギャル漁師”の1日に密着します。はまゆうさんがある日、なんとなくInstagramを見ていたところ、山口・周防大島で暮らす「ギャル漁師」(@galryoshi_koi)と名乗る女性を発見。面白そうだと思いDMを送ったところ、「ぜひ取材に来てください」という快い返事をもらったのだとか。ということで、はまゆうさんは周防大島に向かい、ギャル漁師を密着取材していきます。
周防大島は正式には「屋代島」と呼ばれる、瀬戸内海では3番目に大きな島です。本州とは大島大橋でつながっていて、温暖な気候と美しい海に囲まれた自然豊かな島として知られています。
周防大島のホテルへと到着したはまゆうさんは、ギャル漁師夫妻と合流。翌日の撮影に関する軽い打ち合わせを兼ねて一緒に食事をしてから、再度ホテルに戻りました。4時30分に出航するため、3時30分に起床することを決めて就寝します。
起床して身支度を整えてから港に到着し、待っていると間もなくギャル漁師夫妻が到着。はまゆうさんを沖に連れて行ってくれるのは、ともに24歳の中村晃大さん、中村恋花さん夫妻です。同い年で学校は違いますが中学生のころからの知り合いで、4年前に再会したときに晃大さんが恋花さんを沖に誘ったのだとか。そして2025年に結婚して、夫妻で漁師となったそうです。
出航前にはエサの冷凍マイワシを取りに行き、流水で解かす作業をはじめる恋花さん。船からエサが付いた針と重りを落とし、引っ張るというひきなわ漁(トローリング)をするようです。エサの間には等間隔に浮きが付いていて、針にはタチウオなどが食い付いてきます。
エサの準備ができたら、いよいよ出航です。現場までは40~50分かかるとのことで、船内を見渡してみると魚群探知機やレーダーなど充実した装備が搭載されていました。
ここで、ギャル漁師こと恋花さんは器用に手袋を装着し、針にエサのイワシを付け始めます。70本全ての針にイワシが付いたあたりで現場に到着。晃大さんは網が絡まないように注意しつつ、海中に針が付いたイワシを1匹ずつ投入していきます。少々のトラブルがありつつも全てのイワシと重りを投入したところで、ようやく作業が一段落しました。
漁の作業が少し落ち着いたところで、はまゆうさんは恋花さんにインタビューをしてみることに。漁師になってから今年で3年目だという恋花さんは、「ノリ」で漁師になろうと思ったのだとか。そして毎日獲れたり獲れなかったり、さまざまな魚が獲れたりする面白さに魅了されていき、今では毎日を楽しんでいるそうです。
その後は晃大さんが20分ほど船を動かし、縄を上げていきます。まずは重りを回収し縄を上げていきますが、はまゆうさんによるとこの作業は簡単そうに見えて、実はとても危険とのこと。指が裂けてしまうこともあるという作業を続けながら、必要に応じて縄の修繕を行います。
やがて晃大さんが「来た」と話しながら立ち上がり、目にも止まらぬ速さでサワラを確保。続けて上がってきた2匹目のサワラを恋花さんが手早く締めていると、一番の目的であるタチウオが上がってきました。なお、タチウオは全長ではなく指の本数でサイズを測ることが一般的であり、このタチウオは指5本よりも太い「ドラゴン」と称される見事なサイズでした。
その後も晃大さんが操船しながら縄を引き、恋花さんが取れてしまったエサを付け替え、2番目もすぐできるように手際よく共同作業をしていきます。ツバクロエイやハモなどの姿が見えたところで1番目が終了。1番目ではサワラが2匹、タチウオが3匹獲れました。続いて、2番目に取り掛かります。
2番目の網を仕掛け終わったところで、獲れたてのタチウオを食べさせてもらえることに。恋花さんが手早くさばいてくれた、キラキラ輝くタチウオの刺し身は最高においしそうです。
2番目ではパラパラとタチウオが上がってきましたが、この日は全体的に獲れる量が少なめとのこと。その後3番目に取り掛かりつつ、平行して獲れたタチウオを箱に並べる作業も行う恋花さん。そして朝3時から恋花さんが焼いてくれたパンを食べつつ、一行は4、5番目とひたすら縄を上げていきました。この日は午後の酒盛りのため早めに漁を切り上げて漁港に帰りましたが、やはり獲れた量はかなり少なめだったようです。
漁を終えたはまゆうさんは夫妻の家にお邪魔して、みんなで酒盛りをすることに。手作り料理を振る舞ってくれるという恋花さんはキッチンに立ち、周防大島の名物「タチウオの鏡盛り」を作り始めます。
漁師になる前は建築の現場でダンプやユンボに乗ったり、農業や引っ越し業をしたりと、さまざまな仕事をしていたと話す恋花さん。手際よくタチウオをさばき、皿に美しく盛り付けてから酒を振り、香ばしくあぶったタチウオの鏡盛りを作ってくれました。
続いて盛り付けも美しいエビのアヒージョ、手作りシュウマイ、タチウオの塩焼き、サゴシ(サワラ)の森、揚げたてサクサクなタチウオの天ぷらと、次から次へとごちそうを作ってくれる恋花さん。料理上手なだけでなく、実は手書きのレシピ帳やネタ帳も作っているという、几帳面で努力家な一面も見せてくれました。
その後は酔い覚ましの散歩と買い出し、海水浴と風呂を経て、集まってきた夫妻の漁師仲間たちと盛り上がるはまゆうさん。さらに、タチウオのフライと自家製タルタルソース、山芋の鉄板焼き、山口県の郷土料理であるチキンチキンごぼう、サゴシの西京漬けなど次々とごちそうが出てきた後、締めには晃大さん特製のいりこだしラーメンまで振る舞ってもらいました。
翌日。夫妻に朝ごはんを作ってあげたはまゆうさんは周防大島から小豆島へと戻ることに。若い夫妻が力を合わせて自然に立ち向かい、危険と隣り合わせの漁に取り組む姿を見て、元気をもらった人も多いのではないでしょうか。
この動画のコメント欄では「ギャルとか関係なく良い嫁さん!」「魚さばきもお見事ですね」「料理上手なギャル最高だな」「見た目とのギャップがいいですね」「スーパーギャルだった!」「素敵な夫婦で羨ましい!」「なんでも器用にこなすのほんとすごい」「見た目で判断は良くないと思わせてくれる女性ですね」といった声が寄せられています。
はまゆうさんは、漁に出たり魚を調理したりする様子をYouTubeチャンネル「小豆島の漁師はまゆう」やInstagram(@osenmaru1)で公開中です。また、ギャル漁師こと恋花さんの日常はInstagramやTikTok(@sawara108108)で見られます。
動画提供:YouTubeチャンネル「小豆島の漁師はまゆう」(@hamayu1137)

