蒲倉家はパパ、ママ、社会人の長女・萌香、大学生の長男・律の4人家族。ママは派遣の仕事をしており、仕事先が変わることもあるため、帰宅時間もまちまちのようです。ある日、パパが帰宅すると、家にママの姿がありません。けれど、ママがどこにいるのか、家族は誰も把握していない様子。おなかを空かせた家族は、台所に置かれていたカレーを食べようとしますが、お米が炊かれていないことに気づきます。パパは「米を炊くまでが主婦の仕事だろう!」と不満を口にして……。
翌朝になっても、ママは家族の前に姿を見せません。律が「ママって帰ってきた?」と気にしても、パパは「部屋で寝ているだけ」と決めつけ、きちんと確認しようとしませんでした。
その後、布団の中にママがいないことや、前日に使った食器がそのまま残っていることから、家族はようやくママが帰ってきていないことに気づきます。メッセージは既読にならず、電話もつながらない状況。それでも家族は、旅行や仕事の可能性を考え、「もう一晩様子を見る」ことにして……。
ママに関心のない家族……













律は、昨日使った食器がそのまま残っていることに気づき、ママが昨日から帰ってきていないのではとパパに伝えます。萌香がママにメッセージを送っても既読にならず、電話をかけてもつながりません。家族は少し焦り始めますが、律くんは「旅行に行ったってことはないの?」と考えます。
さらに萌香は、昔ママが隣の県まで働きに行っていたことを思い出します。パパは「家族に一言伝えるのが筋」と言いますが、萌香ちゃんから「聞いたけど忘れてるんじゃないの?」と指摘され、言葉を詰まらせます。結局、家族は「もう一晩様子を見る」と判断し、ママの不在を深刻に受け止めないまま過ごすのでした。
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毎日一緒に暮らしていると、相手のことを「わかっているつもり」になってしまうことがありますよね。忙しさの中で、予定や近況をゆっくり聞く機会が減ってしまうご家庭もあるかもしれません。けれど、日ごろから関心を向ける時間が少ないと、小さな変化や違和感に気づきにくくなってしまうものです。
大切なのは、すべてを管理することではなく、相手の生活や気持ちに無関心にならないことなのかもしれません。「最近どう?」「何か変わったことあった?」と、何気なく聞き合える関係をつくっておくことも、家族を守る一つの備えになりそうですね。
著者:マンガ家・イラストレーター 紙屋束実

