親戚から届いた巨峰をお裾分けしたことをきっかけに、ママ友の図々しいおねだりがエスカレートし、頭を悩ませていたときのことです。実家から届いたばかりの高級なシャインマスカットを見つけるやいなや、「うちの子も好きだから分けてよ」と当然のように催促されてしまいました。私が返答に困り果てていると、同席していた別のママ友が思いがけない言葉を放ったのです……。
「また届いたら頂戴ね」エスカレートするママ友のおねだり
親戚から立派な巨峰がたくさん届いたときのことです。たまたま家に遊びに来ていたママ友がそれを見ると、「うちの子も好きだから分けてよ」と、悪びれる様子もなく催促してきました。
せっかくの頂き物ですし少し戸惑いましたが、子どものためと言われるとむげにもできず、その時は一房だけお裾分けをしました。ですが、それがよくなかったのかもしれません。彼女のおねだりは「また届いたら頂戴ね」と、少しずつエスカレートしていったのです。
そんなある日、別のママ友を交えて3人でわが家に集まったときのことです。実家がぶどうの産地なので、今度は実家からシャインマスカットが届いていました。すると、キッチンの隅に置いてあった箱を見た彼女は当たり前のような態度で「また届いたの? うちの子、シャインマスカットも大好きなんだよね」と言って、ねだってきたのです。
私が返答に窮していると、同席していたもう一人のママ友が「そんな高級なものを、自分から頂戴って言うのはおかしいよ」と、はっきり注意してくれました。
彼女がそこまで毅然と言い切ってくれたのには、理由がありました。後で聞いた話によると、彼女自身も以前、同じママ友に図々しい要求をされてモヤモヤを抱えていたそうです。高級チョコをコーヒーに添えて出したところ、「うちの子もチョコが好きだから何個かもらっていい?」とねだられ、驚いたのだとか。
注意された彼女は露骨に不満そうな顔をしていましたが、それ以来、少しずつ私たちとは距離を置くようになりました。
波風を立てたくないという思いから、相手の無理な要求にただ流されてしまっていた私。でも今回のことで、嫌なことには勇気を出して線を引くことも必要なのだと気づかされました。それからは私も少しずつ自分の気持ちを口にできるようになり、あのころのようなモヤモヤを抱えることもなくなって、子どもと穏やかな毎日を過ごせています。
著者:紺田小織/30代女性/夫と娘の3人暮らし。会社員。最近はキャンプにはまっている
イラスト:はたこ
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年8月)

