
コミックの映像化や、ドラマのコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョン マンガ部」。今回は、SNSに創作漫画を投稿しているざざはやしさんによる『つきあっているわけじゃない2人』をご紹介しよう。
同作は付き合っているわけじゃないクラスメイトの少年少女が繰り広げる、恋愛未満のじゃれ合いを描く関西弁ラブコメ。以前ざざはやしさんのX(旧Twitter)に第4話がポストされると、9000以上もの「いいね」が寄せられている。そこで作者のざざはやしさんに、同作を描いたきっかけやこだわりについて話を伺った。
■相合傘は横並びより前後ろ?クラスメイト女子の謎理論

クラスメイトの西くんと坂さんは、放課後にバッタリ会うことが増えてからお互いよく話すようになる。付き合っているわけではないものの、パーソナルスペースの近い坂さんに西くんは振り回され気味だった。
ある日の帰り道、急な雨のなかを西くんが傘をさして歩いていると、坂さんがいつの間にか背後に潜り込む。傘を持っていない坂さんを入れてあげる西くんだったが、坂さんはなぜか真後ろに陣取り、隣に並ぼうとしない。
並んで歩くより前後のほうが濡れない、と主張する坂さんに、歩きにくいうえに距離が近いと反論する西くん。その一言を聞き逃さず、からかいモードに入る坂さんだったが、うっかりつまずいて西くんに抱きついてしまい…。
読者からは「2人の掛け合いが最高にエモい」「関西弁のテンポが癖になる」などの声が寄せられていた。
■作者・ざざはやしさんに創作への想いをインタビュー「恋愛を描くというよりは、2人の日常の一部を切り抜いて描いている感覚」

――『つきあっているわけじゃない2人』を創作したきっかけや理由があればお教えください。
「色んなシチュエーションに対応できるフォーマットの1話完結形式ラブコメ(ギャグ要素強め)」というものを目指してスタートしました。そこで思いついたのが「どこへ行っても偶然出くわすクラスメイトの女子」という設定でした。
「やあ西くん最近よく会うね」の一言だけでどんな無茶苦茶な状況からでも強引に物語を始められるアイディアだと思ったのですが、最初はあまりネームが進まず…。
試しに2人を関西弁にしてみたところ、坂さんが好きなように喋り散らかして勝手に物語を進めてくれるようになりました。自分が物心つく前から慣れ親しんできた言語ってめちゃくちゃ強いなあと思いました。
――第4話を描くうえでこだわった点や、「ここを見てほしい」というポイントがあればお教えください。
2人の会話が中心の作品なので、テンポよく読めるセリフ回しを心がけました。あとは動きが少ないので、絵面が退屈にならないよう喧しいくらいコロコロと表情を変えるように意識しました。
2人の掛け合いと坂さんの顔の喧しさを楽しんでいただけたらうれしいです。
――第4話の中で特に気に入っているシーンやセリフがあれば、理由とともにお教えください。
ラストがお気に入りです。悪ノリしてくっついてみたけど、存外恥ずかしくて八つ当たりでごまかすっていう。自分で描いておいて「なんや可愛らしいやないの」となりました。このシーンありきで作った一話です。
――“つきあっているわけではない”という2人の距離感を描くうえで、意識されていることがあればお教えください。
恋愛に対してやや幼稚な少年少女が、お気に入りの相手と恋愛未満のじゃれ合いやつっつき合いを楽しんでいる。その様子を、あまりリアリティは求めず面白可笑しく描こうとしています。
坂さんの物理的な距離感が近めなので、普段から「お前らつきあってるやんな?」「つきあってへんよ?」みたいなやり取りが繰り広げられていることと思います。
2人の恋愛を描くというよりは、2人の日常の一部を切り抜いて描いている感覚です。
――作品を楽しみにしている読者へメッセージをお願いします。
SNSで漫画を公開するのは初めてだったので不安でしたが、皆様に反応をいただいて本当に描いてよかったなあと思っています。描きたいネタがある限り続けていきたいと思っていますので、お付き合いいただけるとうれしいです。ありがとうございました。

