蒲倉家はパパ、ママ、社会人の長女・萌香、大学生の長男・律の4人家族。ママは派遣の仕事をしており、仕事先が変わることもあるため、帰宅時間もまちまちのようです。ある日、パパが帰宅すると、家にママの姿がありません。けれど、ママがどこにいるのか、家族は誰も把握していない様子で……。
翌日、ママの部屋に姿がないことや、前日の食器がそのまま残っていることがわかり、家族はようやく違和感を覚え始めます。焦った家族は、なんとか連絡を取ろうとしますが、メッセージは既読にならず、電話もつながりません。
律は「旅行に行ったのでは」と考え、萌香は昔ママが遠方まで働きに行っていたことを思い出します。パパは「家族に一言伝えるのが筋」と言いますが、萌香から「聞いたけど忘れているんじゃないの?」と指摘され、言葉を詰まらせます。
それでも家族は、“ママはいい大人だから大丈夫だろう”と考え、もう一晩様子を見ることにして……。
ママは行方不明……?

















萌香は友人に、ママが帰ってきておらず、夕飯も用意されていないことを話します。友人は「実家に帰省しているのでは」と考えますが、萌香はママに戻れる実家がないことを明かしました。その話を聞いた友人は、「行方不明ってこと!?」と心配します。
一方、律も友人の繁くんを通じて、ママの近況を探ることに。すると、半年前にママが自分の分だけお弁当を買い、朝まで派遣の仕事に行くと話していたことがわかります。律は、ママがそんな仕事をしていた記憶がなく、不安を募らせるのでした。
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家族の中に「いつも何も言わずにやってくれる人」がいると、その人のありがたさには気づきにくくなってしまうことがあります。しかし、文句を言わないからといって、本当に不満がないわけではなく、疲れやつらさを言い出せないまま抱えていることもあるのかもしれません。
だからこそ、普段から頼っている相手には「大丈夫?」と声をかけたり、「いつもありがとう」と伝えたりすることを大切にしたいですね。
著者:マンガ家・イラストレーター 紙屋束実

