
“日本一のメンズコーチ”として人気を誇るYouTuber・ジョージが手がけるABEMAオリジナルリアリティショー『男磨きハウス2』が毎週(木)夜10:30よりABEMAにて無料放送中。
本作は、人生を本気で変えたいと願う5人の男性がひとつ屋根の下で共同生活を送り、さまざまなミッションを乗り越えながら自分を磨いていく様子を描く、笑いあり、涙ありのコーチングリアリティショー。2025年10月に放送されたシーズン1は、SNS動画の総再生数が1.3億回を超えるなど大きな話題を呼んだ。
今回、シーズン2の番組主題歌として、湘南乃風が新曲「天の川」を完全書き下ろし。楽曲に込めた思いや、どん底から這い上がる男たちへのメッセージについて、湘南乃風の4人に話を聞いた。
■どこかへ逃げられる一筋の光みたいなものが音楽の役割
――今回『男磨きハウス2』の書き下ろし曲ということで、「天の川」を制作されましたが、主題歌のオファーが来た時のご感想からお聞かせください。
SHOCK EYE:番組のシーズン1の動画を切り抜きなどで見たことがあって、存じ上げていました。僕らも完璧な人間たちではなくて、どうにか気合いと根性で磨き上げて今に至るような感じなので、結構テーマとしてマッチングするのかなと。彼らを応援するような、そして鼓舞するような楽曲というのは、想像しやすかったですね。
――今回の楽曲の歌詞には「どん底にいることにも意味がある」といったエールを感じました。それぞれ、歌詞にどういった思いを込められたかお聞かせいただけますか。
若旦那:「天の川」というワードや、1年に1回の七夕みたいな感じが個人的に結構好きなんです。東京に住んでいると全然見えませんが、何もないところに行くと本当に星がきれいで。
そうやって物や情報にあふれて満たされている場所にいると、逆に星空のような「本当に美しいもの」が見えなくなってしまう。でも、すべてを失ったり、何もない環境に行って初めて「こんなにも人生は美しかったんだ」と気づくことができる。そんな対比をイメージしました。
ショッキングな出来事があって、逃げ出すことがあっても、それは否定的なことではなくて。実はそれまでの環境が「満たされすぎて星が見えない」状態だっただけで、環境を変えたり、どん底を経験したりすることこそが、天の川を見つけるための大切な過程になる。そういった「失って初めて分かったもの」に気づく瞬間を描きたい、という思いがありました。
――たしかに歌詞の中には「逃げ出せ」といった言葉もあって、逃げることを否定しないスタンスが印象的でした。
若旦那:どちらかというと、歌では逃げることの背中を押しています。多分その環境にいる人は必死に止めるだろうし、世間や社会的には「もっと頑張れ」「もっと粘れ」「逃げ出すな」「お前ならやれる」と励まされたり、必死に止められたりすると思うんです。でも、どこかへ逃げられる一筋の光みたいなものが音楽の役割かなと思っていて。
ダメな自分の背中をちょっと押してあげるというか。「それがダメって誰が決めたの?」という定義がないのが音楽の世界だと思うんですよね。だからあえて、歌からは「逃げろ」と背中を押しています。
――HAN-KUNさんは今回の制作にあたり、どのような視点でこの楽曲と向き合われたのでしょうか?
HAN-KUN:星の数ほどある色々な感情の中で、自分の一つの正解を見つけ出すのはすごく難しいと思うんです。でも、湘南乃風はもう本当に20何年前からリアル『男磨きハウス』みたいにやってきたんで(笑)。もちろん自分が「こういう風にしたい」と旗を掲げてみんなに提案する時もあるんですけど、今回は特にみんなの意見を聞きながらできたし、年を重ねたからこそできる切磋琢磨の形を、制作の中で僕自身すごく感じた部分がありました。
歌詞の中で描いた「優しさ」、それは「優しさが強さ」みたいなもので。強さをむき出しにするのとは違う、酸いも甘いも知った「男を磨く」という部分がすごく歌詞に映し出されているんじゃないかなと。意外とロマンチックな部分もあったりしますし、出来上がった作品を聴いて改めて強く思いましたね。
――ご自身も這い上がってきたからこそ優しくなれた、という部分があるのでしょうか。
HAN-KUN:やっぱり弱さを知ることが強さというか。人に優しくできるのは、自分が優しくされたからとか、自分がされたくないことを人にしないという、そういうことだと思います。
――RED RICEさんはこの「天の川」というテーマや歌詞が持つメッセージに対して、どのような思いや願いを込められましたか?
RED RICE:僕がこの曲で感じているのは、見る場所や見る時間帯、その状況によって、同じものも全然違う景色に見えたりするということが、人生と照らし合わせてもあるなというところで。自分で理想とする綺麗なものを見ようとして、明るい街へと繰り出して余計見えなくなっていたような時期も自分の人生の中にありました。だから今、周りが全然見えなくなっている人たちも、見る場所や時間帯を変えただけで一気に景色が広がったりするということを、この歌から感じ取ってくれたらなと。
昔、旅行でフィリピンのボラカイ島に行った時に、真っ暗なプールの横のバーでお酒を飲んでいて、ふと見上げた星空がめちゃくちゃきれいだったんですよ。それを見た瞬間は今でも忘れないし「またあそこに行きたいな」と強く思いました。それからハワイ島など、星がきれいそうな場所に何度か足を運んだりしたんですけど、その時の忘れられない瞬間みたいな、ぶわっと広がる星空がみんなの人生の中にも広がってほしいなと。自分ももう一度そういうシーンを見たいし、これからも何度も見たい。そんな気持ちが込められた歌になればいいなと思います。
――そういう自分を変える景色と出会いたいという、願いのようなものが込められているんですね。
RED RICE:そうですね。僕らのライブでも、本当に星空のような景色が見られることが結構あって。よく「純恋歌」でHAN-KUNが会場の照明を消して、お客さんの持つライトだけを点灯してもらって、星空のような中でやるんですけど、そういう景色を積み重ねていくと人生がより豊かになっていくし、前向きになれる瞬間だったりするので。無条件に忘れないようなあの星空が、みんなに広がってほしいなと思います。
――SHOCK EYEさんご自身は、この楽曲を通して「どん底からの希望」をどのように捉え、表現されたのでしょうか?
SHOCK EYE:よく「明けない夜はない」とか「いつかきっと光が差すよ」って言うじゃないですか。それは一方ではその通りだと思うし、でも「本当に? いつ夜が明けるの?」と感じて、ずっと暗闇の中をさまよっている人も多いと思うんです。
もちろん朝が来てほしいし光は差し込んでほしいけど、そうではなくて「暗がりだからこそ見えるもの」がある。自分の心かもしれないし、目を凝らしたら見えてくる天の川もそうです。天の川は明るい時では全く見えないんですよ。もしかしたら明るい時には見る必要のないものかもしれないけど、逆に言えば暗い時にこそ見つけてほしいし、目を凝らして目が慣れていけば必ず見えてくるものです。
僕らの人生の中でも、暗闇を受け入れて覚悟した瞬間に未来が開いていったという経験則があって、それはどうしても伝えたいなと。もちろん夜が明ければ一番いいけど、明けなかった時は暗闇を受け入れてどう立つのか。暗闇の中で戦っている自分を認めて「俺ってかっこいい」と鼓舞していく。明るいところばかりを目指すんじゃなくて、「暗闇の中にこそ希望があるんじゃないか」と最近は思っています。
――ありがとうございます。最後に『男磨きハウス2』の出演者に向けて、この曲を通して伝えたいことをお願いします。
SHOCK EYE:とにかくそういう場所(番組)に申し込んで、戦ってくるという「覚悟」はすごいことだと思います。覚悟の根っこにある自分の正義や、負けちゃいけない部分。独りよがりなものではなくて、自分のことを誇らしく思えるようなその「覚悟」を大切にしていってほしいなと思います。

