
コミックの映像化や、ドラマのコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョンマンガ部」。今回は、『今年の水着について』を紹介する。作者のmonoさんが、7月21日にX(旧Twitter)に本作を投稿したところ、6000件を超える「いいね」やコメントが多数寄せられた。本記事では、monoさんにインタビューを行い、創作の裏側やこだわりについて語ってもらった。
■新しい水着を買うと言ってきた妻

ある日、妻のニコルが「そろそろ新しい水着を買わないと」と言った。それに対し夫のリュウセイは「気に入るのがあるといいな」と返す。ニコルは“今年は黒の水着”にしようと考えていることを伝える。
黒の水着を着たニコルを想像したリュウセイは「いいんじゃない」と返事をして、さらに色々な種類の水着を想像する。そして次の日の朝、リュウセイはやつれた表情で「…あのさ水着さ…」と切り出し…。
このエピソードを読んだ人たちからは、「黒いいよね」「明るい色や薄い色もかわいい」「どれも最高」「普段より大人っぽい」など、多くのコメントが寄せられている。
■作者・monoさん「すぐ日常の1コマになるようなそんなやりとりを描いています」

――『今年の水着について』を創作したきっかけや理由があればお教えください。
作中のニコル(女性:妻)とリュウセイ(男性:夫)は2019年ほどから描き続けているオリジナルキャラクターでした。ニコルはずっと白い水着で描いておりましたが、年月の経過で彼女自身にも成長があったら良いと思い、そのひとつとして身体の成長に応じ水着を新調するストーリーを書きたいと思いました。
――本作では、黒の水着姿を想像するシーンが非常に印象的でした。本作を描いたうえで「こだわった点」あるいは「ここに注目してほしい!」というポイントがあればお教えください。
リュウセイ(男性:夫)はニコルよりも10歳以上年上の男性です。まだどこか幼さの残るニコルが黒い水着に興味を持ったことで、自身の中にある「まだあどけないニコルを大事にしたい気持ち」と「黒い水着を身にまとって大人っぽく成長したニコルの妄想」の葛藤を描きたいと思いました。こだわった点としては、3回出てくる黒の水着想像シーンで、回を重ねるごとにどんどん想像上のニコルが煽情的になっていく様子を描きました。
――特に気に入っているシーンや思い入れのあるエピソードがあれば、理由と共にお教えください。
『今年の水着について』では、朝を迎え、「やっぱりまだ年相応でいてほしい」と思うと同時に、ニコルの希望を否定したくない気持ちの板挟みになるリュウセイをやもやをニコルがあっさり解決する、という「一晩悶々と考えた割に、ちゃんと話せば簡単に解決する」シーンはお気に入りです。2人の他の漫画でも、何か小さなトラブルがあってもニコルの持ち前の能天気さで、すぐ日常の1コマになるようなそんなやりとりを描いています。
――本作の登場人物のプロフィールや秘話がありましたらお教えください!
夫のリュウセイは、都市部で航空会社のエンジニアをしていた際に婚約者に結婚資金を持ち逃げされた過去があり、静かな田舎の港町で傷心中。妻のニコルは、とある孤島で俗世と切り離された生活を送ってきたため18歳を過ぎても世間知らずの箱入り娘状態で孤島から放り出されました。そんなふたり温暖な港町でばったり出会って、「偽装結婚」という関係を結んだことをきっかけに支え合いながら心を寄り添わせ、本当の夫婦になっていくストーリーです。
――普段作品のストーリーはどのようなところから着想を得ているのでしょうか?
私たちは子供のころから外界と触れて色々なことを知って大人になりますが、もし外界と接さず狭いコミュニティでしか生きてこなかった女の子が急に広い世界に放りだされたとき、世界はどういう風に広がって見えるのか…というお話を「できるだけ優しい世界」を舞台に描きたいと思いました。知っていて当然のことを、もし知らなかったら?という想像を膨らませてストーリーを考えています。
――今後の展望や目標をお教えください。
直近では、ニコルとリュウセイのストーリーを描くことがすくないのですが、引き続き続けていきたい物語です。これまでのお話を知ってくださってる方に、今日もどこかで普通に幸せに暮らしている2人の生活を時々想像してもらえるようなそんな存在になっていけたらいいなと思います。
――作品を楽しみにしている読者へメッセージをお願いします!
長らく更新できておらず、楽しみにしてくださっている皆様へは申し訳ございません!もう7年ほどになるオリジナルストーリーを愛してくださる方々もいらっしゃり、感謝でいっぱいです!これからもよろしくお願いいたします!

