ある日、突然かかってきた実母からの1本の電話。たったひと言で胸がざわつき、「え、なんでわかるの?」と思わず声を失いました。母の勘に震えたあの瞬間――私が流した涙の理由とは?
実母の勘
初めての育児で、眠れない日々が続いていました。夫は仕事が遅く、ほとんど一人で子どもを見ているような状態。育児は大変だとネットや友人から聞いていたので、それが当たり前なのだと思っていました。
出産後は母が1週間ほど手伝いに来てくれていました。しかし仕事の都合で帰ってしまい、私は『この子育てで本当にいいのだろうか』という不安を日に日に強く感じるようになっていました。子どもはなかなか寝てくれず、夜になるのが本当に怖かったです。
母が帰ってしばらくたったある日、泣いている子どもにどうしていいのかわからず、体力も限界に達し、私も号泣してしまいました。
するとそのとき、母から電話がかかってきたのです。
電話に出ると「大丈夫?」という声が聞こえ、涙があふれて止まりませんでした。母は黙って私が泣き止むまで待ってくれ、その後「待っててね」と言って家まで来てくれました。話を聞いてくれた母は、「しばらく実家に戻っておいで」とすすめてくれました。私は夫にも相談し、実家に帰ることに。
実家に戻ってからは、母が仕事を調整して早く帰ってきてくれました。子どもの世話もしてくれて、私は体も心も次第に落ち着きを取り戻しました。あとになって母に聞いてみると、急に娘は大丈夫かと強い不安に襲われて電話したのだそうです。母の勘の鋭さに、ただただ驚きました。
母の存在は、私にとってなによりの支えでした。あのときの電話がなければ、私はもっと孤独に押しつぶされていたかもしれません。母の直感とやさしさに救われて、『一人で抱え込まなくてもいいんだ』と少しずつ肩の力を抜けるようになりました。
著者:阿部咲花/30代女性/3歳、6歳の姉妹を育てている。医療機関に勤めるフルタイム母
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています
※AI生成画像を使用しています

