
カドコミ(コミックウォーカー)ほかで「辰巳ヶ原さんの愛からは逃げられない」を連載する漫画家、槙田ナルさん(@makitanaru)の創作漫画「彼女は憑いてくる」が注目を集めている。これは、ひょんなことから恋人同士になった生者の男「明人」と、幽霊の少女「あんこ」の日常を描くオリジナルのシリーズ作品だ。
X(旧Twitter)に投稿されたときは、その初々しい関係性と、時折差し込まれる不穏な影が読者の胸をくすぐり、「ハッピーエンドで終わってほしい」と登場人物の行く末を期待する声が多く寄せられた。今回は、このユニークなラブストーリーの舞台裏について、作者の槙田ナルさんに話を聞いた。
■人間味あふれる幽霊を描く理由と細やかな工夫



本作は、心霊スポットで出くわしたあんこに、明人が「取りつかれまいと咄嗟に『俺と付き合わない?』と声をかけると、あんこがまさかの『私でよければ…』と答える」という衝撃的な出会いから始まる。設定は「幽霊と人間」でありながら、あんこの描写はとても人間味にあふれているのが特徴だ。
槙田さんに作品を描いたきっかけを尋ねると、「幽霊が登場する漫画が好きなので、自分なりに描いてみました」と語る。あんこの魅力については、「とにかくいろんな表情を描くようにしています」と教えてくれた。さらに、「セリフや表情には気をつけています。キャラクターが生き生きできるような画面にしたいと思っております」と、漫画を描くうえでの細やかな工夫についても語っている。
■癒やしと不穏が交差する二人の日常
物語は、幽霊とは思えないほど純真なあんこと、彼女にどんどん惹かれていく明人の静かな日常を中心に展開される。物語の随所には、あんこの正体を示唆するような不穏な過去も織り込まれているが、あくまで中心にあるのは二人の穏やかな交流だ。
槙田さんは、「描きたいことはたくさんありますが、あくまでメインは二人の日常にすることを心がけています。癒やされるやり取りをたくさんできるようにしたいです」と語り、作品への優しい眼差しを見せる。
取材協力:槙田ナル(@makitanaru)
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