
コミックの映像化や、ドラマのコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョンマンガ部」。今回は、『あなたみたいに』(ナンバーナイン刊)を紹介する。作者のユニさんが、7月11日にX(旧Twitter)に本作を投稿したところ、4000件を超える「いいね」やコメントが多数寄せられた。本記事では、『上司と同棲しています』(ナンバーナイン刊)の作者としても知られる、ユニさんにインタビューを行い、創作の裏側やこだわりについて語ってもらった。
■家へのお誘いをされる柑奈

柑奈は憧れのインテリアデザイナーになったが、なかなか成果を出せずにいた。悶々としていたなかで、自身の憧れを体現した存在の弥生に出会い励まされる。一緒にお酒を飲み、悩みを打ち明け楽しい気分になった柑奈。その帰り道に、2人はキスしてしまう。
その後も、2人は飲みに行く関係を継続する。あるとき弥生から「私んちに来る?」と誘われた柑奈。弥生の頬をあからめた表情に、同調してしまいそうになりながらも「ありがと…考えとくね」と引いた柑奈だが…。
本作を読んだ人たちからは、「主人公たちがおしゃれ」「登場人物が魅力的」「この先の展開が気になる」「いじらしいと感じる」など、多くのコメントが寄せられている。
■作者・ユニさん「柑奈の心境の変化に注目していただきたいです!」

――本作のお話の発想の源はどこだったのでしょうか?
元々興味のあったテーマふたつを掛け合わせて発想しました。ひとつは、経済的に困窮せず健康で不自由のない生活を送っている人でも、もっと上を目指したいとか、周りの人から一目置かれたいと思わせる社会構造への疑問です。人間が社会生活を営む上では必要な感覚だと思いますし、それがプラスに働くこともあれば、マイナスな方向に作用してしまうこともあると思います。そしてその感覚は、女性が同性と恋をして共に生きていく上での困難さと重なる部分があるなと常々思っていたので、ふたつを掛け合わせて描いてみよう!と思ったのが始まりです。
――本作では、弥生が柑奈の反応を見たシーンが非常に印象的でした。本作を描いたうえで「こだわった点」あるいは「ここに注目してほしい!」というポイントがあればお教えください。
柑奈の心境の変化に注目していただきたいです!また、柑奈の心情が語られる一方で、弥生の本心はあまりよくわからないままだと思います。ですので、弥生は何を考えているのか?という点にも注目すると、より楽しんでいただけると思います!
――『あなたみたいに』メインキャラクターのプロフィールや秘話についてお教えください。
主人公の栗栖 柑奈(くりす かんな)も桜川 弥生(さくらがわ やよい)も、インテリアデザイナーとして働く28歳の女性です。偶然の出会いによって弥生と一夜の関係を持った柑奈ですが、実は弥生とは初対面ではなかったことに気づき…という形で物語が始まります。柑奈は初めからキャラクターの構想があったので、仕事やプライベートにおいて正反対であることをコンセプトにした弥生が誕生しました。
――本作は6月26日に第1巻が発売されましたが、見どころや思い入れのあるエピソードがありましたらお教えください。
弥生と関係を持ちつつ、あくまでもビジネスパートナーということにしたい柑奈ですが、そんな彼女が弥生に翻弄される様子が見どころになると思います。思い入れのあるエピソードは1話です。オチというかヒキは、絶対これにする!と決めて描いたものなので、驚きましたという感想をいただいてはニヤリとしています。
――ユニさんは働くお姉さんが好きとのことですが、働くお姉さんを描く際に時間をかけているパーツはありますか?
オフィスカジュアル大好き人間なので、服やアクセサリーを考えることにいつも時間を使っちゃいます。そして、すべてのパーツを美しく描きたいので、まだまだ精進あるのみです…!
――作品を楽しみにしている読者へメッセージをお願いします!
『あなたみたいに』は同人誌として1人で細々と描き始めた作品なのですが、たくさんの方に読んでいただけたおかげで、単行本化が実現しました。これまで応援してくださった読者の皆様に感謝しつつ、これからも漫画を通してお返しできたらと思います!今後も柑奈と弥生の関係性を楽しんでいただけたら幸いです!

