自分の名前に愛着がありますか?
マーケティング・リサーチ会社のクロス・マーケティングが実施した「名前に関する調査(2025年)」によると、自分の名前に愛着を感じている人は63.2%に上ることが分かりました。また、夫婦別姓についても賛成派と許容派を合わせると半数以上がポジティブな姿勢を示しており、名前に対する意識の変化が浮き彫りになりました。
自分の名前への愛着は6割以上 親への感謝が最多理由
今回の調査では、全国20歳~69歳の男女1100人を対象に、名前への意識について聞きました。自分の名前に愛着を感じるかという質問に対し、「とても愛着を感じる」と答えた人が24.7%、「やや愛着を感じる」が38.5%で、合計63.2%の人が自分の名前に愛着を持っていることが明らかになりました。
愛着を感じる理由として最も多かったのは「親が名付けたから」で126件でした。「父親が生まれる前から真剣に考えて付けてくれた名前だから」(女性60代)、「両親が想いを込めてつけてくれた名前であり、その込められた想いが自分もそうありたいと思えるものだと年々強く思えるから」(女性40代)など、親への感謝の気持ちが込められた回答が目立ちました。
次に多かったのは「名前の由来・エピソードがあるから」(81件)で、「両親が、漢字の意味に幸せになれるからと言うのがあり、名付けたと聞いたから」(女性60代)といった回答がありました。「珍しい名前だから」(51件)も理由として挙がり、「とても珍しい名前で、今まで同じ名前の人に出会ったことがないので特別感があって愛着を持っている」(女性20代)という声も聞かれました。

