警察沙汰を経て、父とまなは実質的に絶縁することに。ほのかは虚無感に襲われるが、この決断は正しいと信じて前を向こうと考えます。
妹と絶縁状態に
警察での事情聴取は長く、そして重かった。
父は、暴行を認めたものの、「死ぬと偽って親を呼び出した娘に、感情が抑えられなかった」と供述した。まなは最後まで、「父の長年のモラハラと今日の暴力が原因」と主張し続けた。
私は、父とまなのどちらにも罰則が下されることは望んでいなかったが、このできごとは、私たち家族に決定的な終止符を打った。父とまなは、実質的に絶縁状態となったのだ。
「もう顔も見たくない。二度と関わるな」
父は、まなにそう言い放った。正直、私は「家族って何なんだろう」と、虚無感に襲われている。父と妹を、どうにかして和解させようと、がんじがらめの父と、甘えた妹の間でずっと仲裁役を続けてきた。でも、その結果が、暴行事件と警察沙汰だ。
まったく望んでいなかった、つらい結末
「実の家族が、こんな結末を迎えるなんて、思ってもみなかった」
父がまなを殴ったこと、まなが母親の大事な保険金を盗んだこと。どちらも、家族の姿としてはあまりにもみにくい。
最終的に、まなは彼氏の元からも出ていくことになり、弁護士を通じて遺産分割の話し合いが進められている。父は、私が提案した通り、実家の鍵を交換し、まなへの金銭援助を一切打ち切った。これが、法的にも社会的にも、そして私自身の精神衛生上も、最も適切な解決方法だと理解している。
まなは最後まで謝罪の言葉を口にしなかった。代わりに、私宛に憎しみを込めたメッセージを送ってきた。
「お姉ちゃんは私より親の愛情を受けて育ったんだから、私の苦労も悩みも、一生分からない」
私は、そのメッセージを読んだあと、返事をせずに静かにブロックした。

