
1991年にフジテレビ“月9”枠で放送され、“月曜の夜は街からOLが消える”と言われ、社会現象を巻き起こしたドラマ「東京ラブストーリー」が現在、FODで順次無料配信中。第1話から、平成初期のトレンディ感あふれるリカ(鈴木保奈美)とカンチ(織田裕二)の掛け合いに視聴者から感激の声が上がった。(以下、ネタバレがあります)
■バブル期を席巻した“連鎖する片想い”
愛媛から上京し、東京のスポーツ用品メーカー営業部で働き始めたカンチこと永尾完治(織田)と、その幼なじみで幼稚園教諭として働く関口さとみ(有森也実)、2人の高校の同級生で東京の医大に通う遊び人・三上健一(江口洋介)、そしてカンチが職場で知り合った開放的な女性・赤名リカ(鈴木)の絡み合う恋模様を描いた「東京ラブストーリー」。
カンチはさとみに、さとみは三上に想いを寄せ、三上はさとみを本命にしながらも、大学の同級生・長崎尚子(千堂あきほ)が気になる様子。一方リカは出会ってすぐカンチに想いを打ち明けるが、優柔不断なカンチに振り回される――。
■急速に距離を縮めるリカとカンチ
20代はじめの若者たちのもどかしいロマンスが、視聴者を熱狂させた。2016年には原作者・柴門ふみが50歳となったリカとカンチの“その後”を描いた「東京ラブストーリー~After25years~」を発表。2020年にはFODオリジナルの“令和版”「東京ラブストーリー」が制作されるなど、たびたび話題を振りまいてきた。2018年には織田と鈴木がドラマ「SUITS/スーツ」(フジテレビ系)で「東京ラブストーリー」以来27年ぶりに再共演を果たし、こちらも話題を集めた。
そんな、日本のドラマ史に残る名作の期間限定無料配信に、注目が集まっている。第1話では、愛媛から上京してきたカンチがリカと知り合い、すぐに意気投合。さらに、都内で開かれたカンチの高校の同窓会にもリカがひょんなことから加わって、カンチ、リカ、三上、さとみ、4人の関係が動き出す。そして続く第2話では、カンチがさとみに「俺と付き合ってくれないか」と告白するエピソードが描かれている。
■第1話で炸裂する「カンチ、好き!」
空港で出迎えたリカが初対面で「カンチ!」と呼びかけるシーンから始まって、あっという間にタメ口で言葉を交わすようになるカンチとリカの相性の良さが印象的な第1話。自由奔放なリカ、そして朴とつなカンチの軽快な会話のキャッチボールが随所に登場するが、第1話の名場面と言えばやはり、カンチがさとみと三上のキスシーンを目撃してしまう場面だろう。
交差点の反対側でキスを見てしまったカンチがショックの表情で、電柱にもたれかかる。その姿を隣でじっと見ていたリカは、路肩に積み上げてあったドラム缶を蹴り倒し、カンチの手をとって走り出す。突拍子もない行動は、カンチをどうにかして元気づけたいリカのけなげな思いの現れだ。
続く公園のシーンには、「じゃあ、また明日」と言いながらも離れがたい2人の姿があった。「これじゃいつまで経っても帰れないね!じゃあさ、こうしよ。“せーの”で一緒に後ろ向くの。せーの!」でくるりと後ろを向いて歩きだすカンチと、カンチのほうを見たままのリカ。カンチが振り向いて、後ろを向いていなかったリカに「ずっちーな!」と苦笑いすると、リカがその胸に飛び込んで「カンチ、好き!…あ、言っちゃった。悔しーな!」とあふれる想いを打ち明ける…。正味45分とは思えないスピードで深まった2人の仲が第2話以降、さまざまな障害に晒され揺れ動いていく。
無料配信の機会に視聴したファンからも「鈴木保奈美さん可愛すぎる!」「何度見てもあがる!」「当時、織田裕二派と江口洋介派に分かれてたんだ、懐かしい」「ファッションもバブルな感じでいいなぁ」といった声が上がり、さっそく注目を集めている。
なお、FODプレミアムでは「東京ラブストーリー」が最終話まで視聴可能。バブル全盛期の華やかでトレンディな時代を背景に、当時の人々の心を熱くしたカンチとリカ、三上とさとみの物語が一気見できる。

