3.合図を「スイッチ」代わりにする
猫に芸を教えるときは、目標(おやつ)を掲げることも大切ですが、その行動を引き出す「スイッチ」を位置づけるとよりスムーズです。
行動学で、動物は「刺激(合図)→反応(行動)→結果(ごほうび)」の流れで学習すると考えられています。たとえば、「お手」という声かけと同時に、手の平を差し出すことや、「待て」と言いながら両手のひらを見せるなど。
耳で聞く音とジェスチャーなどの合図で行動を誘発し、その結果ごほうびがもらえるという流れです。
4.成功体験の積み重ね
猫は、一度体験した嫌な思いを、覚えているものです。したがって、たとえ猫が失敗しても絶対に叱ってはいけません。
少しでもできたら、褒めたりご褒美をあげたりして、「できた!いいことがあった(ごほうび)」を繰り返して自信をつけてあげましょう。
飼い主さんが焦ったり、イライラしてしまうと逆効果なので、少しずつ進歩していくのが理想ですよ。

