
『月たった2万円のふたりごはん』の著者であるベストセラー作家・奥田けい(@kei__okuda)さん。2人目を妊娠中に、妊娠後期の血液検査から高血糖が発覚してしまう。出産予定日まで2カ月になり、食事管理やインスリンでコントロールすることになる…。今回は、奥田けいさん血糖値測定器や実際にかかった費用などについて伺った。
<妊娠糖尿病とは?>
「妊娠中にはじめて発見または発症した、糖尿病にいたっていない糖代謝異常」のこと。
※本作は「妊娠糖尿病」を紹介するものとなります。「妊娠糖尿病」と「糖尿病」は異なる疾患ですのでご注意ください。
※本作で紹介している症状は、個人の体験談であり、すべての人に当てはまるものではありません。症状で悩んでいる場合は医師・看護師等の専門家に相談してください。

奥田さんは病院で妊娠糖尿病と診断され、すっかり落ち込んでしまう。血糖測定器は病院から貸し出されるが、使用する針とセンサーは自分で購入が必要なため、奥田さんは指定の薬局に向かう。会計の際2点で4900円だとわかり、予想以上の金額に動揺してしまう。針とセンサーだけで1カ月に2万円も支払うことになり、妊娠糖尿病になったことをあらためて後悔する…。

奥田さんに血糖値測定器も数多くの種類があると聞くと、「私は自分で選んだわけではなく、病院から測定器自体はレンタルで貸していただきました。使い捨ての針とセンサーを使用するタイプだったので、毎月確実に消耗品代として約2万円かかりました。これから子どもが生まれてお金がかかるのに、自分のせいで家計的には予想外の出費になってしまったので、それが情けなくって悲しくなりました」と当時の心境も交えて話してくれた。

測定の際は自分で指に針を刺して、多少の痛みも伴うようだ。その点について伺うと、「指先は感覚が鋭いので、確かに少しチクっとします。でも注射嫌いな私でも耐えられたので、心配しないで大丈夫かと思います。ただ指先の皮が硬くなってしまいました。毎回違う場所に刺すようにはしていたんですけれど、毎日のことで、何度も針を刺すことになるので」と体験談を話してくれた。

使い捨ての針とセンサーはどのように処分していたか尋ねると、「産業廃棄物になるので、自分では勝手に捨てられません。だいたい病院や薬局に捨てられるところがあるので、私はペットボトルに針を入れて、ある程度溜まったら持って行っていました。危ないものなので、絶対に子どもの手が届かないような棚の上のほうに保管するように気を付けていましたね」と語る。
本作では妊娠糖尿病の体験談がリアル&コミカルに描かれている。妊娠中や妊活中の方は、この機会にぜひ読んでほしい!
取材協力:奥田けい(@kei__okuda)
※記事内に価格表示がある場合、特に注記等がない場合は税込み表示です。商品・サービスによって軽減税率の対象となり、表示価格と異なる場合があります。

